★ドル/円は、日経平均株価が下落したものの、週末要因や日銀ETF買い入れなどが意識されて下げ幅を縮小したことや、時間外取引の原油価格が1バレル＝30.6ドル台で推移したことで、ドル/円は底堅い動きとなった。欧州時間では、欧州金融機関の不良債権問題などがリスク回避の動きを強めた。また日経平均先物が下落していたこともドル売りにつながった。時間外取引の米国債券市場で、長期金利が一服したことでドルが下げ止まった。また、米1月消費者物価指数（CPI)のコア指数が予想を上回ったことで円売りドル買いが反応した。ドルの上げ一服後は、週末を控えたポジション調整目的のポンド買い・ドル売りが入ったほか、EU首脳会議で英離脱回避へ向けた協議が行われるなか、ショートカバーが広がりドル売りが進んだ。その後も原油価格の下落を警戒したリスク回避の円買いが強まり一時112.26円まで値を下げた。ドル売りが一巡すると週末を前にポジション調整の買い戻しと、NYダウが下げ渋ったことでドルの買い戻しが入り112.54円で終了した。