★上海総合株価指数は前日比で1.08％高で取引を終了したものの、原油価格が時間外取引で1バレル28.8ドルと下げ幅をジリジリと広げたことが嫌気されドル売りが優勢となった。欧州市場では主要株価指数が小幅ながら総じて反発したことや、原油価格が1バレル＝29ドル台に持ち直したことで、ドルの買い戻しが入った。その後も株価や原油価格が堅調推移したことで、114円台を回復した。米国の1月生産者物価指数が予想を上回り米国の過度な低インフレ警戒が一服し、米長期金利も上昇したことでドル買いが強まった。その後に発表された米1月鉱工業生産・設備稼働率が予想を上回ったことでドルが続伸した。一時114.50円まで上昇したが、FOMC議事要旨（1月26-27日分）の内容を見極めたいとの雰囲気から上値が重くなった。FOMC議事要旨公表後に米長期金利の上昇幅が縮小したとともに113.74円まで下押しした。ただ、ドル売り一巡後はショートカバーが入り114円台を回復した。