★ドル/円は欧州市場に入ると、時事通信が実施した10月世論調査で安倍内閣の支持率が37.1%と不支持率41.8%を下回って総選挙の与党勝利アベノミクス継続への不安感が高まりリスク回避の円買いに111.80円台まで失速した。

テクニカル的にはの25日線（青線）111.92円や200日線（紫線）111.81円が下値支持ラインとなっている。

200日線を下抜けすると、260日線（茶線）111.68円、75日線（緑線）111.18円が視界に入る。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）では、%K：39.83、%D：48.33と過熱感はなく、両線とも下向きとなっていることから下落基調が継続している。

また、前日ロウソク足に対して上値・下値切り下げとなっており、下落基調が継続している。

今晩のNY市場では、米9月小売売上高、9月消費者物価指数（CPI)、10月消費者態度指数（ミシガン大調べ）など重要経済指標が公表されることから、結果次第では大きく下落するリスクも残る。ただ、反発となると200日線が意識されたこととなり、下落基調では今後も200日線近辺が意識されやすい。