★ドル/円の日足では、75日指数平滑線107.01円が上値抵抗ラインとなり、雲の下限を下抜けした。一方で、先行スパン2の105.21円が下値支持ラインとなっている。週初に75日線を上抜けするのか、それとも先行スパン2を下抜けするのかが注目点となる。ただ、下値から転換線9日（104.95円）が上昇してきていることから、このラインも下値支持ラインとなりやすい。

一方ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）では、買われ過ぎ域から％Kと％Dが買われ過ぎ域からデットクロスし下落基調を示現している。

週明けオセアニア時間帯での動きが注目される。また、今週は日米金融政策会合が予定されており、両会合とも現状据え置きとの予想となっている。ただ、米FOMCでは会合後のコメントがタカ派となるとドル高を支援する一方で、高値にある米国株が大幅下落調整となるとリスク回避の円買いが強まる可能性がある。また、日銀金融政策決定会合では、根強く追加金融緩和が期待されていることから、結果次第では大きく為替変動が予想される。今週は上下に大きく振れる可能性があることから、資金管理を徹底する必要がありそうだ。

特に今週は月末要因で実需筋の玉も増えることから、デイトレーダー達には血湧き肉躍る週となりそうだ。また、月末にはロンドンフィキシングに向けて値動きの荒い展開が予想される。