★ドル/円が116円を割れたところから、政府系関係者の口先介入的な発言が増えています。政府は116円台をドルの下限と見ている向きがあります。現在は株安・円高により日銀の追加緩和の思惑も広がり、ドル売り・円買いを仕掛けにくい展開となってきました。しかし、今回のリスク回避の根源となる中国発の世界景気減速懸念や原油価格の下落、世界株安などが払拭されたわけでもなく、不安定な市場が継続しそうです。また、日銀が追加緩和を実施したからといって、それらの問題が解決するわけでもなく、日銀としても悶々とした状況が続きそうです。来週28-29日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が見送られると、市場には失望感が漂いリスク回避の円買いや株売りがはいりやすくなります。2月は会合が予定されてなく、次回の会合は3月14-15日となります。