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ドル/円は109.00円手前で下げ止まり!

  • 2016/06/02
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

DLJPY0602

 

★14:30前に一時109.643まで値を下げたものの、5月27日の安値109.47円が目先のサポートとして意識されると買い戻しが入った。本田内閣官房参与がWSJとのインタビューで『日銀は6月に追加緩和するべき』、『日銀は資産買い入れの年間目標を現在の80兆円から100兆円に引き上げることが可能』との見解を示したことも相場の支援材料となり、17:00前に一時110.17円付近まで値を上げた。安倍首相が会見で『消費増税の2年半の延期を表明した』ことが伝わると、材料出尽くしとして円買い・ドル売りで反応した。日経平均先物が100円下げたことも相場の重しとなった。欧州株の全面安や原油下落、さらに英国のEU離脱懸念を背景にリスク回避の円買いが強まった。109.00円の手前で下値の堅さを確認すると徐々にショートカバーが入った。また、5月米ISM製造業景気指数が51.3となり、市場予想の50.3を上回ったことが伝わると買い戻しが強まったほか、NYダウが120ドル超安から20ドル超安まで下げ幅を縮めたこともドルの買い戻しにつながった。その後もNYダウが前日終値手前まで買い戻されたほか、米長期金利がの低下幅が縮小したことでショートカバーが進んだ。FRBが公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)からサプライズなくドルは小動きに終始した。

 

5月23日までの情報をもとにミネアポリス連銀がまとめた米地区連銀経済報告(ベージュブック) では、全12地区が「前回のベージュブック以降、経済は緩やかに成長した」ことが明らかになった。製造業は依然「強弱まちまち」だが、個人消費、や建設業 などえ拡大が見られた。さらに、労働市場のひっ迫で賃金の上昇が指摘されたほか、物価圧力も小幅上昇した。

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