★欧州市場序盤では、米11月雇用統計の結果に注目が集まるなか、ドルは戻り売りに押されて主張通貨に対して弱含む展開となった。米長期金利が軟調になったほか、欧州株価は軒並み下落、NYダウ先物もマイナス圏で推移したことでドル売りが強まった。米長期金利の下げが一服となるなかドルは下げ渋った。欧州市場中盤では、米11月雇用統計の発表を控え、ドルは主要通貨に対して全般もみ合い商状となった。米11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比17万8000人増となり予想の前月比18万人増を下回ったうえ、平均時給が前月比0.1％減と予想の前月比0.2％増に反して減少したことが分かると円買い・ドル売りで反応した。しかし、失業率が予想以上の改善低下となり、雇用の下振れ度合いも限られていることで、米長期金利が下げ渋りとなりドルが買い戻された。しかし、米長期金利が再び低下すると、ドルもつれて売られる展開となった。世界的な債券の買い戻し（金利は低下）の動きに米長期金利も大幅に低下したことで、ドル売りが継続した。その後は上下に振れるも、新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

引けにかけて弱い展開となったことで、週明け早朝の動きには注意が必要！