★ドル/円は、5日線（赤線）の113.766円、75日線（緑線）の113.714円、25日線（青線）113.472円を下抜けしてしまった。しかし、10日線（黄線）の113.128円が下値支持ラインとなり113円前半での値動きとなっている。

一旦下抜けした25日線、75日線、5日線が上値抵抗ラインとなりやすいく、上値の重い展開となりやすい。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%Ｋと%Ｄがデットクロスして下向きとなっていることから、下落基調となっている。

イエレン米ＦＲＢ議長の議会証言後に米長期金利上昇、ドル高が急速に進んだことで、この二日間は調整局面となっている。米経済指標は良好な結果となっているほか、ＦＲＢ要人による早期の利上げ発言も連日で伝えられており、米長期金利の低下やドル売りが一過性の動きになるのかが焦点となる。ただ、10日線を下抜けしてしまうと、2月7日安値111.57円への下落が予想される。また、リスク回避が強まると260日線（茶線）の108.349円、200日線（紫線）の107.588円も視野に入ってくる。