★ドル/円は、株式市場の大幅安に対する警戒感は低下しているが、トランプ次期大統領がドル高けん制しているため、リスク選好的なドル買いが大きく広がる可能性は低い。

一目均衡表の日足では、雲の上限が下値支持ラインとなっているほか、75日指数平滑線（紫線）の111.969円も意識され、ドルが一旦下げ止まった。また、7連陰となっており、そろそろ買い戻しの動きも出やすい。ただ、遅行線がロウソク足を下抜けしているので、戻りも限定的になりやすい。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：5.79、%D:10.15とかなり売られ過ぎの域まで下落している。ただ、MACD(パラメータ：12、26、9）は、MACDは下向きを維持しており、ゼロラインを下抜けしたことから下落基調は維持していることになる。

明日以降、この水準で推移すると、雲の中に入り込み雲の上限が上値を抑える可能性が高い。