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ドル/円はリスク選好の動きで底堅く!

  • 2017/10/21
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY1021

 

★欧州市場序盤では、米議会上院で予算決議案を可決し、トランプ政権による税制改革実現に向けて前進したことを受け、米長期金利が上昇しドル高の流れが維持された。米長期金利が上昇幅を広げたことを受け、6日高値113.44円レベルを上抜けると、113.47円付近に上値を伸ばした。113.50円レベルで一旦上値を抵抗されると、米長期金利が上昇幅をやや縮小するなかドルが小幅軟化した。米国の税制改革が前進するとの思惑によるドル買いが先行したが、利益確定のドル売りもみられ、伸び悩んだ。トランプ政権による減税期待を背景に、米国株が上昇して始まると全般ドル買いが先行した。米9月中古住宅販売件数が年率換算539万件となり、市場予想の530万件を上回ったことも相場の支援材料となった。『イエレン米FRB議長が本日ホワイトハウスを再訪』と伝わると、FRB議長再任への思惑から円買い・ドル売りで反応した。その後、『イエレン米FRB議長はゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長と会談。トランプ米大統領とは会談しない』と伝わったこともあって、下押しは限定的だった。トランプ米大統領が『テイラー氏、パウエル氏の両名は非常に有能』『テイラー氏、パウエル氏両名のFRB入りも選択肢』との見解を示したと伝わると全般ドル買いが優勢となった。

 

トランプ政権による減税期待がリスク選好の動きにつながり、米国株高・ドル高の様相となった。連日で米国株は過去高値を更新するなど、過熱感も出ている。アメリカの著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉で、『相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』がある。米国株へ投資している投資家は『幸福感に包まれている』段階ではなかろうか?

また、米国に死角はないのか?税制改革実現に向けた期待感が高まっている。しかし、減税に対する財源捻出はどうするのだろうか?近い将来ミンスキー・モーメントが警戒される。ミンスキー・モーメントとは、信用循環または景気循環において、投資家が投機によって生じた債務スパイラルによりキャッシュフロー問題を抱えるポイントである。経済の隠れていたリスクが突如あらわれ、資産価格が下落、デフォルトをもたらす。

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