★日経平均が前日比300円超安に続落したことで、リスク回避による円買いが強まりドル/円は2月15日以来のドル安値である112.75-80円まで円高が進んだ。

ドル/円の240分足でも上値の重い展開となっている。50期間線（青線：113.83円）と20期間線（赤線：113.95円）が上値が上値を抑えている。また、MACD（パラメータ：12、26、9）でも、MACDは16日からゼロラインが上値を抑えていて、シグナルとゼロライン近辺でデットクロスとなっている。また、ストキャスティクススロー（パラメータ：14、3、3、20、80）では、％Kと％Dはかい離幅を広げ下向きとなっている。

今後の注目点では、ドル/円は非常に上値の重い展開が続きそうである。戻りがあった場合でも、114円近辺では50期間線や20期間線が上値抵抗ラインとなりそうだ。一段の円高進行では、政府日銀などから円高けん制発言や日銀によるレートチェックなどが入りやすくなる。

このところ、日本の株式市場が終了した後、欧州時間帯にかけて円高基調になることが多いことには注意が必要だ。