★アジア市場が終わり欧州市場に入ると、欧州株安・原油安・時間外取引の米国株安・米国長期金利の低下からリスク回避の動きが一気に強まり、18：00に昨年1月以来の115.96円と116円割れまでドルが売られました。この円高を受けて日本政府関係者から『為替市場の動向を注視している』と言った発言が報じられるとドルが反発しまし。その後は、欧州株安は続いたものの、原油価格が下げ渋ったことでリスク回避の円買いが一服しました。米国経済指標は低調な結果でしたが、大きな反応はありませんでした。ただ、NYダウが下げ幅を広げると、再びリスク回避の円買いが強まりました。NYダウは一時560ドル超下落、NY原油は26.30ドルまで下落し、米国10年債利回りは1.946％まで低下しました。米国10年債利回りの低下幅が縮小し、NYダウの下落幅が縮小すると、ドルの買い戻しが強まり、117円前後までドル/円は回復しました。