★本日は主要国のほとんどが休場となるなか、平常通り稼働するトルコ市場でのリラの動きには注意が必要だ。このところリラ売りは一服しているが、今晩20：30に発表される12月実体経済信頼感指数（11月：107.6）と12月設備稼働率（11月：76.4）がある。市場全体の流動性が急低下していることで、低調な内容となれば停滞しているトルコ経済への先行き懸念からリラが売られやすくなる。

トルコは経常赤字国ということもあり、通貨安になるほどインフレ率が上昇しやすくなり、経済への悪影響が意識される。

テクニカル的にも、日足では三角持ち合いが形成されていることから、上放れ・下放れしやすい状況となっている。上値では34.00円が上値抵抗ラインとなっており、上抜け出来るかが焦点となる。下値では12月2日安値31.51円や、11月9日安値30.36円が節目となりやすい。