日経平均株価は４営業日ぶりに反落となり。前週末比246円88銭（1.29％）安の１万8891円03銭で取引を終了した。20日のトランプ米大統領の就任演説が具体的な経済政策が表明されなかったうえ、保護主義的な主張が目立ったことでリスクオフムードが高まる展開となった。日銀によるＥＴＦ買い観測から下げ幅を縮小する場面もあったが、大引けにかけては円高ドル安基調が強くなり、本日の安値圏で引ける結果となった。黄氏韓国大統領代行が、北朝鮮は自国の核能力を増大させ、核兵器の製造技術を高めてきた。核兵器の小型化も行っていると指摘し、今や北朝鮮の核問題解決に向けて話し合っている場合ではないと述べたことなどから地政学的リスクも高まった。ＴＯＰＩＸも４営業日ぶりに反落し、18.83ﾎﾟｲﾝﾄ（1.23％）安の1514.63で取引を終了した。
　東証１部の売買代金は２兆2005億円、売買高は17億7770万株だった。東証１部の値下がり銘柄数は1554、値上がりは375、変わらずは74銘柄だった。東証１部33業種はその他金融、保険、不動産、輸送用機器、小売、精密機器、海運など32業種が下落し、金属製品１業種のみが上昇となった。