★欧州市場序盤では、米長期金利の上昇に支えられて、ドルが主要通貨に対してやや反発した。ただ、米長期金利の上昇が一服したほか、日経先物の上げ幅縮小も重しとなり、伸び悩んだ。欧州市場では、欧州株高や米長期金利が2.36%まで上昇したことを受けて112.16円から112.47円まで上昇した。米新規失業保険申請件数の好転を受けて高値圏での攻防となった。米長期金利が上昇したことをきっかけにドル買いが優勢。前日高値の112.54円や7日高値の112.57円を上抜けると目先ストップロスを継続的に巻き込みながら急上昇した。トランプ大統領が航空会社トップとの会合で、2、3週間内に目を見張るような税制改革を発表すると述べたため、大幅減税への期待が再燃したことでリスク選好の動きが強まった。急ピッチで値を上げた反動から利益確定売りが散見されたこともあり、やや上値が重くなった。

NY時間で突然の『トランプ節炸裂』でドルが急騰した。何が飛び出すか分からないボラティリティの高い市場が繰り返されている。偶然なのかそれとも必然なのか、酒田五法の『三点同値は買いに分あり』となってしまった。本日は前日付けた高値113.34円を上抜けるかが注目される。