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イールドスプレッドで3月19日の米国株市場を先取り!

  • 2019/03/19
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

3月18日(月)の米国3市場は、NYダウ:65.23ドル高の25,914.94ドル、S&P500:10.46ポイント高の2,832.94ポイント、NASDAQ:25.95ポイント高の7,714.48と三指数とも上昇した。一方、米長期金利は、2.60%台を回復し2.607%に上昇(価格は下落)した。『15日付けPERと株価から逆算』して3月18日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.94倍、S&P500:17.56倍、NASDAQ:24.49倍と、三指数ともに前日比で上昇(割高)した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:14.99倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.76倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に18日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.296%、S&P500:▲3.088%、NASDAQ:▲1.476%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。米長期国債金利は、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整目的の売りがやや優勢となった。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

18日(月)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.326%⇒▲3.296%となり縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.930%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.227%へ縮小してきている。NYダウは、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げに慎重な姿勢が示されるとの見方から買いが優勢となった。原油高を背景にエクソンモービル(1.16%高)など石油株が買われたほか、欧州の銀行株が上昇したことにつれてゴールドマン・サックス(2.12%高)など金融株が買われた。一方、墜落事故を起こした新型機を巡る不透明感からボーイング(1.77%安)が売られ指数の重しとなった。 VIX指数は12.88から13.10へ上昇した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.123%⇒▲3.088%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。S&P500も連日の上昇で割安感が徐々に払拭されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.781%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.357%へ縮小してきている。

 

 NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.506%⇒▲1.476%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.703%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.278%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、5日SMAの25,746ドル、10日SMAの25,678ドル、25日SMAの25,750ドルがサポートとなり、上昇基調を維持している。下値では200日SMAの25,158ドルもサポートとして意識されている。S&P500は、5日SMAが上向で年初来高値を更新しており、短期的には上昇余地が広がってきた。NASDAQも同様に年初来高値を更新してきたことで、上昇余地が広がっている。

ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、三指数ともに%Kが%Dを上抜けており、かい離幅を広げて上向きとなっていることで、上昇の勢いは継続している。ただ、S&P500とNASDAQはやや買われ過ぎ過熱感が出てきていることには注意が必要となる。割高感はあるものの、米長期金利の低下が株価の割高感を打ち消している。そのため、再び米長期金利が上昇してくるようなら、株価の下落調整場面となりやすい。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.241%、S&P500:3.495%、ナスダック:1.972%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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