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トルコリラ/円はエクスパンション初動!

  • 2021/02/02
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★トルコリラ/円は、昨日の欧州序盤に発表された1月トルコ製造業PMIが54.4と前月の50.8から改善したことも支えに買いが強まった。また、先週国際通貨基金(IMF)が今年のトルコ経済成長見通しを上方修正させたことや、トルコ中銀がタカ派スタンスの長期維持を再表明したことが依然リラの支えとなっている。ただ、NY市場ひけにかけて、エルドアン・トルコ大統領が『高金利ではインフレ目標を達成できない』などと発言した。トルコの最高権力者による中銀に対するけん制とも受け取られ、リラ相場の重石となった。

トルコリラ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、バンド幅が縮小するスクイーズとなっり上下放れのパワーを溜めこんでいた。そして±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションの様相となり上放れの展開となっている。そのため、さらにリラ買いが継続する可能性が高い。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、やや過熱感が出てきているものの、%DとSlow%Dは上向きとなっており上昇基調が継続していることを示している。明確なトレンドが発生すると、%DとSlow%Dが高水準に張り付くダマシを発生しやすい。そのため、過熱感よりもエクスパンションの行方を分析する必要がある。

上放れしたことから、マイナス3σが外側に開いているうちはトレンドが継続する。そのため、マイナス3σが横ばいになるなど変化が出てくるまでは注意が必要である。その後、プラス3σが横ばいから内側に入ってくるとトレンド転換となる。

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