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イールドスプレッドで9月17日の米国株市場を先取り!

  • 2019/09/17
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

 

★NY株式市場では、中東情勢の地政学的リスクが高まったことで三指数とも下落する展開となった。また、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは三指数とも拡大した。しかし、このところ株価上昇と米長期金利上昇により、割安感は俄かに払しょくされてきており、上値が重くなる可能性も高まっている。

NYダウは、わずかに5日SAMの27,105ドルを下抜けしてきたことで、今晩の動向が注目される。また、引き続き中東の地政学リスクから米長期金利の動向も注視される。米国株の下落調整と米長期金利低下が進むようなら、再び割安感が強まってくる。下落基調場面では、10日SMAの26,836ドル、75日SMAの26,474ドル、100日SMAの26,333ドルがサポートラインとして意識される。現在は割安感は払しょくされているものの、三指数ともに割高には至っていない状況である。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.360%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・9月13日:▲3.565%⇒9月16日予想▲3.649%

 

9月16日はNYダウは下落し、米長期金利も低下したことから、イールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.360%から▲0.711%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.577%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.389%、19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.453%とかい離した。

 

NYダウが下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利も低下たことで、イールドスプレッドは前日比では拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買った方が良いということになる。イールドスプレッドはこのところの米長期金利の急上昇によりイールドスプレッドは徐々に縮小してきており、割安感は払しょくされてきている。今後も、米長期金利が上昇するようなら、NYダウに過熱感が出やすくなるので注意が必要となる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.684%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・9月13日:▲3.501%⇒9月16日予想▲3.571%

 

S&P500は下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.684%から▲0.113%と平均値とかい離した。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.298%と下回った。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.310%とイールドスプレッドとかい離した。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%とは▲0.431%と19年8月15日の▲4.179%も▲0.608%とかい離した。イールドスプレッドは縮小してきており、割安感が払しょくしてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.196%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・9月13日:▲1.953%⇒9月16日予想▲2.016%

 

NASDAQは下落したうえ、米長期金利も低下したことで、イールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.196%から▲0.180%かい離した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.163%下回った。さらに、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.312%下回った。さらに、19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.367%と19年8月15日の大底となった▲2.498%から再び▲0.482%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは縮小してきており、割安感は薄れつつある。そのため、利益確定売りも出やすくなり、上値を抑える可能性がある。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは三指数とも下落したほか、米長期金利も低下したことから、若干拡大した。ただ、このとところ米長期金利が上昇基調になったことで、イールドスプレッドも縮小傾向にある。イールドスプレッドは日々割安感が薄れてきており、株価の上値が重くなる可能性も出てきた。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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