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イールドスプレッドで10月9日の米国株市場を先取り!

  • 2019/10/09
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★NY株式市場では、三指数ともに下落したうえ、米長期金利が低下したことで、イールドスプレッドが一気に拡大した。そのため、三指数ともに過去のイールドスプレッドを比較して割安感が強まっている。さらに、米長期金利が低下するようなら、米国株価指数の下押しも限定的になりやすい地合いとなっている。

NYダウは、下向きの5日SMAの26,299ドルと100日SMAの26,431ドルを下抜ける展開となった。10-11日の米中閣僚級貿易協議への不透明感が強まり、リスク回避の動きとなり三指数ともに下落して終了した。サポートラインを下抜けしたことで、200日SMAの25,900ドルや260日SMAの25,748ドルが視界に入ってくる。しかし、リスクパリティ戦略において、株価には割安感が出ていることから、好材料が出ると戻りも速い展開となりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.562%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月7日:▲3.969%⇒10月8日予想▲4.064%

 

10月8日はNYダウは下落した一方で、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.562%から▲0.498%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.162%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を+0.026%と上回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.038%とかい離した。

 

NYダウが下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で大幅拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買う方が良いことになる。米中通商協議を控えて米中対立への懸念が高まり、米国株式市場が不安定となった一方で、リスク回避の動きから債券買いが強まり米長期金利は低下した。イールドスプレッドは再び▲4.0%台に拡大してきたことから、割安感が強まってきている。株価が下落し米長期金利も低下すると、イールドスプレッドの拡大幅が加速する。そのため、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.900%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・10月7日:▲3.933%⇒10月8日予想▲4.048%

 

S&P500が下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.900%から+0.148%と平均値を上回っている。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.179%と上回った。19年6月3日の大底となった3.881%から+0.167%とイールドスプレッドが上回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から+0.046%上回った。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.131%とかい離した。イールドスプレッドは拡大傾向にあり割安感を強めている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.420%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・10月7日:▲2.402%⇒10月8日予想▲2.499%

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドが前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.420%から+0.079%上回った。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.320%上回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.171%上回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%から+0.116%と上回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%から+0.001%上回った

 

NASDAQのイールドスプレッドは拡大し直近でのかい離幅が最大に拡大している。そのため、割安感が強まっており買い戻される可能性が高まっている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価指数は下落したうえ米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは大幅に拡大する結果となった。そのため、米国株への割安感が強まった。昨日は米中通商協議などのイベントを控えて米中間の対立懸念が高まりリスク回避の動きが強まった。そのため、米国株には割安感が強くなり、下押しも限定的になりやすい。さらに、米長期金利が低下するようなら一層割安感が強まる。そのため、今後も米長期金利の動向にも注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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