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イールドスプレッドで1月18日の米国株市場を先取り!割高感強まる!

  • 2022/01/15
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • アジアタイム

 

★1月17日はキング牧師生誕記念日、株式・債券市場は休場

 

★NY株式市場では、NYダウは続落した一方で、S&P500指数とナスダック総合指数は反発する展開になった。12月小売売上高や1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回り、強い回復期待が後退して寄り付き後は下落した。四半期決算を発表したJPモルガン・チェースやシティ・グループに売りが集まり、指数は一時440ドル超下げた。来週決算を発表するゴールドマン・サックスなど他の金融株にも売りが波及した。 ハイテクは、値ごろ感からの買いも目立ち、ナスダック総合指数は引けにかけて上昇に転じた。一方、長期金利は、12月米小売売上高は予想を下回り、大幅な落ち込みとなったが、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め方針は変わらないとの見方から次第に売り(利回りは上昇)が優勢となった。今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、米長期金利が大幅上昇したことで、米国主要三指数はまちまちの展開になったものの前日比で縮小して、割高感が強まった。このまま米長期金利が上昇するようなら、米国株の割高感が急速に強まりやすく、大幅な下落調整のトリガーになる。

 

世界的な経済成長による景気回復に連れたインフレ懸念が高まってきている。特に、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐタカ派姿勢を強まていることから、米長期金利が上昇することでイールドスプレッドが縮小しやすく株価は売られやすい地合いになっている。そして、米国金利上昇は世界的な金利上昇を招くことになり、世界的な株価にとって、ネガティブな材料となりやすい。米国株のVIX指数は20.31から19.19へ低下した。20を下回ったものの、リスク回避の動きが強まりやすい地合いになっている。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.280%

・直近イールドスプレッド縮小:20/09/1‐▲2.867%、20/10/12-▲2.847%

                21/1/11-▲2.611%、21/10/21-▲2.758%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・1月13日:▲2.768%⇒1月14日:予想▲2.706%(前日比で縮小:割高)

 

1月14日のNYダウは続落した一方で、米長期金利が大幅上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲3.280%から▲0.574%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲1.520%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲1.396%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲1.835%下回った。20年3月23日の6.017%から▲3.311%下回った。NYダウは、エネルギー株や半導体株が上昇した一方、金融株や消費関連株が下落した。NYダウは一時472ドル安まで下落し、201.81ドル安(-0.56%)と2日続落して終了した。アムジェン、マイクロソフト、シェブロン、セールスフォースなどが1%超上昇したものの、決算が嫌気されたJPモルガン・チェースが6.15%下落したほか、弱い12月小売売上高を受けてホーム・デポも3.87%下落した。アメリカン・エキスプレス、ゴールドマン・サックス、ウォルト・ディズニーも2%超下落し、NYダウを押し下げた。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.779%

・直近イールドスプレッド縮小: 20/08/27-▲2.677%、20/10/12-▲2.664%

               20/12/08-▲2.666%、21/1/11-▲2.320%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・1月13日:▲2.750%⇒1月14日:予想▲2.658%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500が反発したうえ、米長期金利も大幅上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は前日比で割高)した。平均値の▲2.779%から▲0.126%と平均値より上方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.211%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.344%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.521%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲1.841%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.564%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.767%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、21/1/11-1.066%

              21/2/16-1.144%、21/11/23-1.299%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・1月13日:▲1.440%⇒1月14日予想▲1.333%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQは反発したうえ、米長期金利も大幅上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅に縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲1.767%から▲0.434%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.846%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲1.050%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.165%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.470%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.761%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利が大幅上昇したうえ、株価も反発したことで前日比で縮小した。イールドスプレッドは以前より半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい地合いとなっている。NASDAQ総合指数のイールドスプレッドは、▲1.3%台前半でスプレッドが推移していることで割高感は継続している。2%台に拡大するまでは割安とは言えず、売られやすい地合いが継続する。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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