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NYダウの傾向と対策

2018年10月16日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日はその日の寄り付きの値段(始値)がプラスだった際とマイナスだった際、その後の相場変動にどのような影響を及ぼすのか観察しました。

観察したデータは2016年1月4日以降の日経平均株価の動きです。

結果をまとめたものがご覧のものです。

日経平均株価

始値-前日終値 回数(%) 終値-始値 回数(%)
上昇 348(50.95) その後も上昇 162(46.55)
その後は下降 186(53.45)
下降 335(49.05) その後は上昇 168(50.15)
その後も下降 167(49.85)

 

前日より高値で寄り付いた回数が348回、安値で寄り付いた回数が335回でした。高値で寄り付いた後も上昇した回数が162回、その後下降した回数が186回で、高値で寄り付いた後は値下がりした割合は53.44%と値下がりする傾向だったようです。

寄り付きで値下がりした後の値動きについては上げ下げともにほぼ同数で傾向は確認できませんでした。

これは、他の市場でも同じことが言えるのかどうか。

今日は、同じ調査をアメリカを代表する株価指数であるNYダウの相場表から調べてみたいと思います。

NYダウ編

2016年1月4日以降寄り付き(始値)が上昇していた回数は393回、逆に下落していた回数は308回ありました。

始値-前日終値 回数(%) 終値-始値 回数(%)
上昇 393(56.06) その後も上昇 241(61.32)
その後は下降 152(38.67)
下降 308(43.93) その後は上昇 143(46.42)
その後も下降 165(53.57)

 

仮に前日の終値で買って翌日の始値で売るという売買を繰り返した場合、日経平均株価の勝率は50.95%でしたが、NYダウの勝率は56.06%でしたので圧倒的にNYダウの上昇の方が多かったことが解ります。

上昇して寄り付いた後立会中の値動きで上昇した回数は241回、逆に下落してしまった回数は152回でした。勝率で表すと61.32%の確率で上昇していました。恐るべしアメリカ経済。※ちなみに日経平均株価が上昇した後、上昇した回数は162回でしたので勝率は、46.55%と負け越しでした。

逆に寄り付きの価格が前日終値よりも安くスタートした時どうなるのか。
その日の立ち会いで上昇したのは143回、下降したのは165回ありました。勝率で表すと46.42%ですので寄り付きで下降した際は、その日の立会でも続落することの方が多かったようです。

日経225よりもNYダウの方がその値動きがシンプルで上昇と下降が分かりやすそうですね。

チャート1.日経平均株価

チャート2.NYダウ

チャートでみると日経225とNYダウは写真相場と言われるように似たような値動きになっているように見えますが、毎日の値動きを細かく見てみると両者は別の動きをしています。

 

・前日終値で何も考えずに買って寄り付きで売る
・寄り付きで上昇していたら買って終値で売る

今後状況が変化する可能性もありますので一概にはいえませんが、上記のルールで取引するのであれば日経平均株価よりもNYダウの方が有利だったようです。

今日は寄り付きの上げ下げがその後継続するかについてNYダウのデータを用いて検証してみました。

今後の参考にしていただけたら幸いです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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