NYダウの下げ、どう見えますか?
2019年08月06日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
NY株式市場は波乱の展開になりました。NYダウの終値は今年最大の下げ幅となる767ドル安の25717ドルで取引を終えました。
昨晩の下げで4営業日連続しての下落となりましたが、この下げが一過性のものなのかそれとも本格的な下げの始まりなのか判断に悩むところですよね。
今回の下げ幅767ドルを過去3年間のデータと比べてみると767ドルという下げ幅は5番目の下げ幅になります。
過去3年間でも1日に1000ドル以上下落した日が2回ありました。2018年2月5日の1176ドル安と、2月8日の1033ドル安がそれにあたります。
現在、ファンダメンタルズでは、アメリカが中国を為替操作国に指定したり、中国がアメリカ産農作物の輸入を停止したりとネガティブな材料に事足りない状態が続いています。
相場分析には色々な方法がありますが、私にはこんな風に見えます。
NYダウ
NYダウが現在の価格帯まで上昇してきたのは2018年前半の出来事でそれから1年半以上レンジ相場を形成しているように見えます。
2018年1月26日、2018年10月3日、2019年7月16日の高値を結ぶラインとそれと並行するラインで引いたチャネルラインの間での展開がほとんどでした。
例えば過去3年間で最も下げた2018年2月5日の下落や2月8日の下落もこの範囲内で出来事です。チャネルラインはピークから3300ドル程したに引けますので、直近の高値から3300ドル引いた24100ドルあたりが下値支持線になりそうです。
昨日の終値は25717ドルですので、レンジの中ではミドルあたりです。
まだまだ下げてもおかしくない相場模様に思えます。
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