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NAFTAと各国の給料

2018年08月29日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

27日、アメリカとメキシコの間で北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉がおこなわれ自動車の地域内での部品調達比率を75%に引き上げられることになりました。

さらに40%から45%の生産は時給16ドル以上の地域での生産が義務付けられました。
このことはどのような意味をもっているのか。
今日は、世界の国々の給料がどの程度違うのか。その辺からアプローチしてみたいと思います。

まずは、メキシコから。

メキシコの首都があるメキシコシティの製造業の月給はご覧のとおりです。

ワーカー(一般工職) 320-338ドル
エンジニア(中堅技術者) 762-1,545ドル
中間管理職(課長クラス) 2,356-3,958ドル

※出典:JETRO

ワーカー(一般工職)の月給は320ドルから338ドルなので一日8時間労働で一カ月20日勤務したとすると1か月160時間労働することになります。時給換算すると2ドルから2.11ドルになります。

エンジニア(中間技術者)でも時給4.76ドルから9.65ドル。中間管理職で14.72ドルから24.73ドルです。

40-45%の生産は時給16ドル以上の地域で生産することになるのでメキシコでの生産は抑制されることになります。

 
 

続いてアメリカ

アメリカはシカゴの月給です。

ワーカー(一般工職) 3,068ドル
エンジニア(中堅技術者) 6,800ドル
中間管理職(課長クラス) 9,777ドル

※出典:JETRO

ワーカー(一般工職)の月給は3,068ドルなので時給では19.17ドルになります。エンジニアの時給は42.5ドル、中間管理職の時給は61.10ドルで時給16ドルのハードルはクリアしています。

アメリカのワーカー(一般工職)の給料とメキシコの中間管理職の給料はほぼ変わらないようです。

 
 

続いて現在NAFTAの交渉をおこなっているカナダ、トロントです。

ワーカー(一般工職) 2,543ドル
エンジニア(中堅技術者) 3,899ドル
中間管理職(課長クラス) 5,435ドル

※出典:JETRO

トロントのワーカー(一般工職)の月給を160時間で割ると時給15.89ドルです。16ドルを少し下回っていますので、16ドル以上の地域に入るには、少しだけ給料を上昇させる必要があります。今回のNAFTAはトロントの賃金上昇につながりそうです。

 
 

続いて日本

日本は東京の給料です。

ワーカー(一般工職) 2,406ドル
エンジニア(中堅技術者) 3,395ドル
中間管理職(課長クラス) 4,470ドル

※出典:JETRO

日本の給料を見て気がついたことがあります。それが職位による賃金の差です。
各国のワーカー(一般工職)と中間管理職(課長クラス)の賃金格差を比較するとご覧のようになります。

メキシコシティ 7.36倍
シカゴ     3.18倍
トロント    2.13倍
東京      1.85倍

日本は、世界と比較して賃金格差がかなり低い国と言えます。

 
 

最後に中国(上海)です。

ワーカー(一般工職) 560ドル
エンジニア(中堅技術者) 996ドル
中間管理職(課長クラス) 2,205ドル

 

※出典:JETRO

ワーカー(一般工職)の給料はメキシコの320-338ドルよりも高い560ドルです。中国は賃金が上昇しており、中国での生産が生産コストを抑えられる時代ではないようです。

 
 

今回のNAFTAにより直接影響を受けるメキシコペソとカナダドルの値動きはご覧のとおりです。

メキシコペソ円(くりっく365)-日足

 

※チャートはフジトミの取引画面から

カナダドル円(くりっく365)-日足

※チャートはフジトミの取引画面から

今後の為替レートの変動に影響を及ぼしてくることが考えられますので注目してみてください。

今日は、NAFTAから各国の給料についてお伝えしました。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・投資コスト比較-JETRO
https://www.jetro.go.jp/world/search/cost.html

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