IMFデータで見る失業率
2017年08月07日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
先週末発表された米・雇用統計の結果は非農業部門雇用者数が20.9万人増と市場予想の18.3万人を上回りました。
同時に発表された失業率は4.3%と予測どおりの結果でした。
失業率が4.3%だったと言われても多いのか?少ないのか?あまりピンとこないので今日は、リーマンショック以降の失業率の遷移について見てみたいと思います。
リーマンショックは2008年9月15日に起きたリーマン・ブラザース・ホールディングスの破たんですが、今年は2017年なのでもう9年も前の出来事なんですね。
早速ですが、2008年からの失業率をグラフにしたものが次のものです。
グラフ.失業率
出典:IMF
リーマンショックの翌年2009年主要国(G7)の景気状況は悪化し、そのあおりは失業率にも現れました。
震源地であるアメリカは前年の5.8%から9.283%まで悪化、日本においても3.98%から5.07%に悪化しました。
その後、各国の経済は徐々に回復し、IMFデータベースによる2017年現在アメリカの失業率は4.675%、日本は3.063%と完全雇用に近い値まで回復してきています。
このデータをみて気がつくことがもうひとつあります。
それは、フランスとイタリアの状況です。
リーマンショック以降、順調な回復を見せた日本、ドイツ、アメリカ、イギリスとは対照的にフランス、イタリアの失業率はリーマンショック直後の値よりも悪い値をつけています。
2極化してしまっている今の状況、脱却することはできるのか。今後フランス、イタリアの経済に注目したいですね。
それではマーケットです。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
8月に入ってからは、110円割れを下値とした上下幅約1円のレンジ相場となっています。雇用統計発表の瞬間、急激な円安を見せましたがその振れ幅はレンジ内で留まっています。
111円と110円。狭いレンジ内での値動きが続くでしょうか。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
レンジ相場継続中です。雇用統計がありましたが、それでもこのレンジ相場が崩れることはなくトレンド継続となっています。
いつまで続くのでしょうね。
東京金 6月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
7月27日21時高値4514円をピークに相場は徐々に下がってきました。上昇前の直近安値は7月26日17時につけた4465円でしたが、現在はそのラインで下げ止まっているように見受けられます。4465円は通過点なのかそれとも下値となるのか。どちらも可能性がありそうな相場です。
はやくも8月第2週。
今週もハッピーな一週間になりますように。
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。