GW中の辞任劇
2016年05月09日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
ゴールデンウイークも終了し、ようやく日本市場も通常営業になります。しかし、今年のゴールデンウイーク中には、いくつか想定外の出来事があり、マーケットも反応しています。
トルコのダウトオール首相が22日に開催される臨時党大会で辞任するとの報道がありました。そのニュースを受けてか、FXでは高金利通貨として人気があるトルコリラ/円がリラ安方向に動きました。
TFX-トルコリラ/円-60分足
辞任の話ではもう一人、大物が辞任しました。それが、サウジアラビアのアリ・ヌアイミ石油鉱物資源大臣です。
ヌアイミ氏は1995年からサウジの石油鉱物資源大臣を担当されていた石油界の重鎮です。
20年以上にも渡って、世界のエネルギー市場に影響を与えてきました。サウジアラビア政府100%出資の石油会社サウジアラムコの会長職も兼務しており、大きな発言力を持つ方です。
1995年以降の原油価格の推移
こうして見ると在任の間、原油価格は上昇し如何に多くの富を生み出したのかが解ります。
日経新聞によると今回の退陣劇により、ムハンマド副皇太子が進める「脱・石油依存」に向けた改革をスピーディに実現する内閣改造が実現できるとのこと。
同副皇太子が進める「ビジョン2030」ではサウジアラムコを上場させ、2兆ドルの企業価値を生み出し、その資金を政府系ファンドで運用することが柱となっているようです。
国営石油企業が株式会社化されそこから生まれた資金で運用されるファンド。どのような運用がされるのか楽しみですね。
さあ、新しい1週間がスタートです。
今週もよろしくお願いします。
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