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FOMCと株価への影響

2022年01月24日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

この冬は毎日寒いですね。冬ってこんなに寒かったかと疑問を感じる程の寒さです。寒さの影響から私の足の指は霜焼けになってしまいました。痛くて困ります。地球温暖化はいったいどこに行ってしまったのでしょうね???

さて、投資を行っている方はご存じだと思いますが、今週FOMCが開催されます。

アメリカ東部標準時間の1月25日から26日に開催され、日本時間27日(木)午前4時にFOMC声明が発表される予定です。

市場では次回(3月15から16日)開催されるFOMCで利上げが実施されるのではないかと噂されており、それを裏付けるコメントが今回の声明で発表されるではないかと警戒感が強まっています。

現在行われているテーパリング(量的緩和策の減額)は3月に終了するので、終了後すぐに利上げを実施するのであれば3月のFOMCから実施しても可笑しくないだろうというシナリオです。

先週、アメリカの株式市場では、3指数(NYダウ、NASDAQ総合、S&P500)とも続落しました。

特に大きく値下がりしたのが、NASDAQ総合です。

NASDAQ総合

(出所:TradingViewによるNASDAQ総合チャート

昨年11月に付けた高値から15%以上下落してしまいました。

コロナショック以降、高値から15%以上下落したのは、今回が初めてです。先週「バックナンバー:NASDAQ総合とNASDAQ100の値動きの違い」を書いた段階では10%程度の下落だったので1年に1回から2回程度発生する下落幅と表現しましたが、結果的にそれ以上の下落を記録してしまいました。

今回起きている株価の下落がFOMCを意識しての下落なのだとすれば、実際に利上げが実施された際には更なる株価の下落が予想されるので、FOMCは不用意な利上げを発表できないとも考えられます。

金利を上昇させることで企業がおこなう設備投資が減少します。また、株価が下がることは企業が持つ余剰資金を減少させてしまいます。

これらの要因は、雇用喪失を引き起こすので、どの程度までFOMCが許容範囲として考えているのか。

今年の相場を占う意味でも今週のFOMC議事録には注目ですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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