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米・消費者物価指数、2%台まで鈍化

2024.08.15

皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。

日本時間の8月14日、7月の米国の消費者物価指数(CPI)が発表されました。

米・消費者物価指数(CPI)7月
・前月比: 0.2%のプラス
・前年比: 2.9%のプラス

変動をグラフで確認してみましょう。

米・消費者物価指数前月比

出典:米労働省

直近1年間の平均は0.24%のプラスでしたので、今回発表された7月の0.2%プラスは平均を下回る結果です。昨年8月、9月の物価変動は前月比でそれぞれ0.5%、0.4%と高めでした。来月、再来月の前月比がそれを下回る結果となれば、前年同月比の結果も下がる可能性があり、物価高騰の落ち着きが期待できそうです。

米・消費者物価指数前年同月比


出典:米労働省

2023年3月から2024年5月までの14ヶ月間、前年同月比は3.1%から3.7%の間で推移していましたが、6月には3.0%まで低下し、今回の発表で2.9%まで低下しました。物価が2%台まで下がるのは、2年4ヶ月ぶりの出来事です。

2週間前に発表された「失業率が4.3%まで悪化」したということ、今回の「消費者物価指数(CPI)の伸び率が2%台まで鈍化」したということから、9月のFOMCで利下げを実施する条件が整いつつあると考えられます。

ここから9月のFOMCまでのスケジュール(日本時間)
・9月 6日(金) 米・雇用統計(8月)
・9月11日(水) 米・消費者物価指数(8月)
・9月19日(木) FOMC

次回のFOMCまでに雇用統計と消費者物価指数の発表がそれぞれ1回ずつ控えています。最終的には9月に発表される8月の結果次第ですが、利下げへの期待感が高まる7月の消費者物価指数でした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
米・労働省

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