荒い値動きをどう乗り越えるか。
2024年08月09日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
「台風が来ているのに外でスポーツをおこなう。」
これを聞いてどのような印象ですか?
例えばゴルフの場合、猛烈な追い風(フォロー)が吹いている時、ボールが風に乗って普段より飛距離を伸ばすことができますが、向かい風(アゲンスト)の時には飛距離が落ちてしまいます。また、横風によってボールは左右に流され、バンカーやOBになりやすく、スコアが悪くなりがちです。
サーフィンでは、波浪警報が出ている状況でサーフィンをする行為は、大きな波に乗るチャンスですが、一歩間違えば沖に流されてしまったり、波に揉まれてしまうリスクが伴います。潮の流れも普段と違うので、離岸流(リップカレント)によって自力で海岸に戻れなくなる可能性があります。
凧揚げの場合、うまく風を捉えることができれば簡単に凧を上げられますが、風向きが変わると凧は落ちてしまいます。また、風が強すぎるとテンションが高まりすぎて糸が切れたり、電線や木々に引っ掛かるリスクが高まります。
台風が来ている時、不要不急の外出や屋外での運動を控えるのが一般的な対応です。
相場に関しても同じことが言えます。
今週(2024年8月5日週)の日経平均株価を振り返ると、8月5日(月)には4451円安という史上最大幅の下落を記録し、その翌日(8月6日(火))には3217円高という史上最大幅の上昇を記録しました。これを天候で表すなら、台風が直撃した状況です。
相場状況が、史上最大の下落と上昇を直近で記録するような時、相場をうまく捉えることができれば大きく資産を増やせますが、逆方向に動いた際には大きな損失を被る可能性が高い状況です。
相場が荒れた時、何もせず「静観」するのも大事な相場対応のひとつです。台風はいずれ去ります。台風が去るのを待つことは、安心してプレイする秘訣だと思います。また、どうしても取引したいのであれば、損失を被っても支障の無い範囲に留めた方がよいでしょう。
急激な相場変動には十分お気をつけください。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。