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長期のデータでみた米・消費者物価指数

2024.05.14


皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

今週は日本時間の15日(水)21時30分に米・消費者物価指数(CPI)の発表が控えているため、金融市場が神経質になっています。

事前予想では、前月比が+0.4%、前年同月比が先月よりも0.1ポイント低い+3.4%とみられています。

今回発表されるデータは2024年4月の結果ですが、2カ月連続して前月比+0.4%が続いていましたので、事前予想どおりの結果だったとしても、利下げ時期が後ずさりした印象になってしまうかもしれません。

ちなみに次のグラフは、1948年以降のアメリカ・消費者物価指数の変動を現したものです。

アメリカ消費者物価指数(前年同月比)-1948年から

出典:米労働省

米連邦準備理事会(FRB)は、物価上昇率2%を目標としています。上のグラフに引いたオレンジ色の線が前年同月比2.0%のラインです。

リーマンショックが起きた2009年以降に着目すれば2.0%を下回っている期間が長いようですが、それ以前の時期をみると3%前後の水準で落ち着いている期間が長いようです。

米・消費者物価指数の発表直後は、為替や株価中心に荒い値動きになることが予想されますが、過去のデータと比較してみれば、よくある水準での出来事であり、異常値ではありません。

よほどのサプライズがない限り、現在のトレンドが継続するとの考えが妥当でしょうか。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
米労働省

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