87年前の10月24日、暗黒の木曜日が起きました。
2016年10月24日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
相場を取引する人にとってあまり縁起がいい日ではありませんが、今日10月24日はブラックサーズデー(暗黒の木曜日)があった日です。
1929年10月24日ウォール街の株が大暴落し、その後の大恐慌をもたらしました。
投資、投機を行う上で良い出来事だけではなく、悪い出来事も意識しておく必要がありますので、あえて触れておこうと思います。
大恐慌があった1929年の前年にあたる1928年、ニューヨーク株式市場は投機的様相を見せ、アメリカの投資家資本は海外投資から国内ニューヨーク証券取引所における株式取引に向けられるようになりました。
実体経済がすでにピークを迎えていたのにも関わらず資本が集中した結果、今度は巨額の資金引き揚げが発生し、株価大暴落が勃発しました。
第一次大戦の敗戦国であるドイツは、戦後の賠償金の支払いをアメリカ資本の貸与に依存していましたが、アメリカからの資本流入の減少により十分な賠償金が払えなくなったばかりか、アメリカが南米への投資を引き揚げたため、南米向け輸出に依存していたドイツ経済は悪化し、多くの失業者を生みだすこととなりました。
すごく昔の話のようですが、今からたった87年前にあった出来事です。
今も昔も資本を一か所に集中させてしまうのは、あまり良い結果をもたらさないようです。国家であっても個人であっても、運用先は分散させた方がリスク回避に繋がりそうです。
昔の出来事を教訓に今に活かして行きましょう。
それでマーケットです。
いつものように米ドル円から見ていきます。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
米ドル円は金曜日、18日に付けた先週の高値水準まで上昇したものの、その勢いは続かず、再び元の水準まで戻ってきてしまいました。
ここ2週間の間、103円の前半から104円の前半の価格帯で推移しています。
狭いレンジ内での展開が続いていますが、このままこのレンジ相場は継続するのでしょうか。
日足で見るとご覧の感じです。
米ドル円(くりっく365)-日足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
移動平均線は25日線が102.572円、75日線が102.672円となっています。ミニゴールデンクロスまであと0.100円ですが、なかなかクロスしきらない状況が続いています。
この2週間のレンジの中心は103円の前半から104円の前半ですので、25日、75日移動平均線よりも高い水準にあり、このままでいけばミニゴールデンクロスするのが濃厚です。
見ている人が多い、25日、75日移動平均線との位置関係も意識しておいた方が良さそうです。
続いてゴールドです。
東京金 月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
東京金は10月11日の安値①を起点とした緩やかな上昇トレンドを維持しています。10月19日の安値②以降やや上昇の角度が急なものに変化したようにも感じられます。
ここ2週間、上下のブレ幅30円を維持しながら徐々に値段を切り上げてきているようです。
30円以上の値動きがあった時はトレンドの変化があった時なので、直近の高値と安値からみてどの程度価格進行したのか、チェックが必要なようです。
最後に日経225です。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
ご存じのように日経225は先週末17,000円を超える水準まで上昇してきました。この17,000円超えの価格帯は、今年の3月と5月末に付けた高値です。
現在の状況は7月の初旬からの上昇トレンドと17,000円のアセンディング・トライアングル(上昇三角形)の交わった点にあります。
何度も跳ね返されているこのライン。
今回の攻防はどちらに軍配が上がるでしょうか。
10月も最終週に差し迫り、ずいぶんと寒くなってきました。
気温の変化で体調を崩す方も多いので風邪など引かないようお気を付けください。
それでは、今週も素敵な1週間となりますように。
Good luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。