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7月1日(日)はメキシコ合衆国の大統領選

2018年06月27日

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【7月1日にメキシコの大統領選挙がおこなわれる】

こんにちは!

テクニカルアナリストの山口です。

2018年ももう幾日で前半戦が終了し、来週からは7月!後半戦がスタートします。時間が過ぎるのは早いですね!

さて、6月24日(日)はトルコの大統領選でしたが、今度の日曜日7月1日(日)は、メキシコ合衆国の大統領選挙がおこなわれます。

メキシコの大統領選は得票数が1位の者が大統領に選出され、他の国のように得票率が過半数に満たない場合の決選投票などはありません。大統領の任期は6年。

 

【メキシコ大統領選挙の候補者とその世論調査】

今回のメキシコの大統領選には、4名の候補者がおり、世論調査によると支持率は以下のようになっています。(6/20現在)

・ロペス・オブラドール候補 49.3%

・リカルド・アナヤ候補 24.7%

・ホセ・アントニオ・ミード候補 22.8%

・カラ・ロドリゲス候補 4.0%

 

これまで、メキシコは実業界とのつながりの強い右派の「制度的革命党(PRI)」と「国民行動党(PAN)」の2大政党が政権を担ってきましたが、人気No.1のロペス・オブラドール候補は左派新党「国家再生運動党(Morena)」を立ち上げ、メキシコの壁や保護主義政策などを推進するトランプ大統領と、真っ向から対立する姿勢を打ち出しています。

 

【新大統領が為替、株式市場に与える影響】

生まれたばかりの新党で、米国との貿易戦争や移民問題と戦う姿勢を示していることもあり、ロペス候補が大統領になった場合、政治不安要素以上に米国とメキシコの関係悪化が懸念されます。

実際に大統領となった場合には、これまでの考え方が軟化するという見方もできますが、隣国であり輸出入とも最大の貿易相手国である米国との関係悪化となると、メキシコの株式市場やメキシコペソにも影響がありそうです。

 

なお、2013年以降(6/26現在)のメキシコペソ/円の推移は以下のとおりです。

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メキシコは今年6月22日に政策金利を7.50%から7.75%に0.25%引き上げています。

FX投資家にとってのメキシコペソは、高金利通貨ということやトルコや南アフリカに比べて格付けも高いことから、メキシコペソ/円はトルコリラ/円や南アランド/円に次ぐ人気となってきています。

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上記チャートは、2013年1月を100として指数化したメキシコペソ/円、南アランド/円、トルコリラ/円の価格の推移ですが、メキシコペソ/円は他の通貨ペアに比べると安定しているといえます。

 

また、同じくメキシコを代表する株価指数(S&P/BMV IPC指数:メキシコボルサ指数)は以下のような推移となっています。

S&P/BMV IPC

昨年高値をつけてから軟調に推移していますが、長期的には上昇トレンドとなっています。

 

これまでの値動きはメキシコペソ、メキシコの株価指数とも、それほど悪くは無いと思いますが、7月に入ってからの動きには、一時的かどうかは別にして注意が必要です。

また、それによって他の新興国に与える影響も考えておきたいですね!

 

このコメントはテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

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