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コラム

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5月の米貿易収支

2019年07月04日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

本日7月4日はアメリカの独立記念日ですね。

株式・債券市場は短縮取引となるため今晩は薄商いな状況になりそうですね。

昨日は米国の貿易収支が発表されました。

5月の貿易収支は555億ドルの赤字で4月の512億ドルの赤字から43億ドルの赤字額増加となっています。

輸入は4月よりも85億ドル増加して2662億ドルに、輸出は42億ドル増加して2016億ドルに増加しました。

やはり注目が集まるのは対中貿易ですよね。

対中貿易
2019年5月

輸入  39,849
輸出  9,763
収支 -30,086

4月の数字はご覧のとおりでした。
輸入  37,876
輸出  8,466
収支 -29,410

貿易赤字は拡大してしまいましたが、輸出・輸入ともに4月よりも拡大しています。
5月の方がアメリカ製品を中国が輸入しているということなので、良いように捉えれば明るいニュースなのかもしれませんね。

4半期でみるとご覧のようになります。

アメリカの対中国貿易

※出典:U.S. Bureau of Economic Analysis

2018年と比べて2019年の第1四半期のボリュームが減少傾向にあることにお気づきでしょうか。

特に輸入のボリュームはとても少なくなっています。

第1四半期の輸入は117,273でしたが、第2四半期の数字がそれを上回るためには、6月の輸入が39,548を上回る必要があります。

米国最大の貿易赤字国は中国ですが、2位がメキシコ、3位が日本です。

中国と同じように輸入、輸出、収支をグラフ化するとご覧のようになります。

アメリカの対メキシコ貿易

※出典:U.S. Bureau of Economic Analysis

アメリカの対日本貿易

※出典:U.S. Bureau of Economic Analysis
中国ほどではありませんが輸入超過な状況です。貿易赤字相手国第2位のメキシコは、輸入が多い分、輸出も多く、割合で考えてみれば中国や日本と比べるとバランスが良いようにも見えます。

米中貿易問題に注目が集まっていますが、移民問題でメキシコでも関税問題が検討されましたよね。

グラフを見る限りではいつ対日貿易が問題視されてもおかしくないので、この関税問題は収束してほしいですね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・U.S. Bureau of Economic Analysis
https://www.census.gov/

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