5%という広さ
2016年08月10日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
昨日ブログを書いた時よりも前回高値が意識させた展開となりました。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
日経225は7月27日につけた前回高値ラインまで上昇し現時点では16700円を挟んだ上下約100円の狭いレンジ内での展開となっています。
60分足チャートが狭いレンジ内での動きになっていますので今日は『ライン』について調べてみたいと思います。
今から100年以上前の1884年に米国のチャールズ・ダウがウォールストリートジャーナルで発表した通称ダウ理論の中で、今のように動かない相場状況をライン状態の相場と表現しています。
『ラインとは横ばい傾向のことで、株式市場において大きな上下波動を形成後、数週間にわたって限られた範囲でしか変動しない、いわゆるボックス圏相場である。平均株価における騰落率が5%の範囲内にとどまっているケースだ。ラインが長ければ長いほど上下どちらかに放たれた場合、かなりの期間、同じ方向を維持する。また、ダウ理論では、ダブルトップ、ダブルボトムが形成された場合、上昇、下落が終わったことを示す相当の理由が存在するとしている。』
日本テクニカル分析大全-日本経済新聞出版社より一部引用
横ばいトレンドが形成されるとそれが長引けば長引くほど上下にブレイクした際、上昇下降トレンドは継続されやすいとの内容です。騰落率5%とありますが5%ってどのくらいでしょうか。
色々な銘柄に充てはめると次のようになります。
主要商品の値段と5%値幅
銘柄 | 値段 | 5% |
日経225 | 16685 | 834 |
米ドル円 | 101.895 | 5 |
東京金 | 4376 | 219 |
東京原油 | 27540 | 1377 |
こうして数値のリストで見ると5%って結構広く感じますよね。
実際にチャートで当てはめてみたらどうでしょうか。
日経225(くりっく株365)-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
ドル円(くりっく365)-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
東京金先限つなぎ-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
東京原油先限つなぎ-日足
※チャートは『ポジション・トレーダーPRO』から
全てのチャートがここ1年間の表示としてありますので時間軸は同じです。
こうしてみると5%の値動きと言うのは銘柄によって大きく異なることがよく解ります。
金の5%に当たる219円という幅は大きな立方体として描かれますが、原油の5%である1377円は線のようになってしまいました。これは、ここ1年間の相場の乱高下を表現しています。原油の乱高下は激しく、金は穏やかなレンジでの動きだったことを表しています。
このことを生かして相場に挑むのであれば。。。。。。。
続きはまた次回に。
明日は今年からスタートした新しい祝日山の日です。夏のレジャーを予定されている方も多いと思いますが、特に予定がない方は家でゆっくり相場分析するのも粋な夏の過ごし方かもしれません。
くりっく365、くりっく株365は日本の祝日も取引しております。
それでは今日も素敵な一日となりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。