3250万バレル/日、2018年3月まで延長
2017年05月26日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
25日にウィーンで開かれた石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどによる総会で、現在の協調減産を来年の3月末まで延長することで合意されました。
現在のOPECの生産枠は3250万バレル/日です。
この3250万バレル/日という数字は2016年11月の臨時総会で合意した生産枠です。
OPEC全体での生産量を3250万バレル/日以内で抑え、世界への供給量を制限し、価格を高止まりさせるのがOPECの目的でした。
OPECは、Oil Market Reportというレポートを毎月ホームページ上で公開しており、その中をみると、生産量がどうだったのかが解ります。
最新のデータ5月号によると2月以降のOPEC各国の生産量は次のとおりです。
直近3カ月におけるOPEC各国の生産量
2月 3208.6万バレル
3月 3175.0万バレル
4月 3173.2万バレル
出所:Oil Market Report5月号
2016年第4四半期の生産量は3312.4万バレルでしたのでそれと比べると毎月100万バレル以上の減産をおこなっていることが解ります。
レポートを見るかぎり、生産枠はきちんと守られていて協調減産の効果は出ているようです。
この生産枠は来年の3月まで続きます。
OPEC各国は今後も生産枠を守り、原油在庫を減らして価格の引き上げを継続できるでしょうか。
それではいつものマーケットです。
米ドル円(くりっく365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
大きな変動とはなっていませんが、移動平均線の位置関係をみるとゆるやかな上昇となっていることが見て取れます。移動平均線は24時間線、72時間線、120時間線の3本引いていますがその3本の位置関係は上から順に24時間線、72時間線、210時間線の順に並んでいます。実線であるローソク足の位置は短期線である24時間線よりも上位置しており、この位置関係だけで判断するのであれば上昇と見るのが教科書通りの考え方です。
ただ、変動幅が狭いだけに、いつ関係性が崩れてもおかしくないとは思いますが。。。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
日経についても米ドル円と同様のことが言えます。移動平均線とローソク足の位置関係は米ドル円のそれと同じです。米国3連休前の週末、ふたたび20000円越えのチャレンジはあるのでしょうか。
東京金 4月限-60分足
※チャートは『FITS-取引画面』から
値動きは、4500円の大台越えに成功し、4508円まで上昇しましたので壁を越えたあと8円幅ほど進軍したこととなります。
しかし、その後の展開はチャートが示すとおり、ふたたび4500円以下の世界に戻ってきてしまいました。
今朝は4494円からのスタートとなりましたが、4494円は5月中盤以降のボリュームゾーンの上値近辺です。もう一度4485円から4495円のゾーンで停滞するのかそれとも高値更新を狙ってくるのか。
さあ、どっちだ!?
あっという間の金曜日です。
来週は29日がメモリアルデーで米国市場は休場、1日が米ISM製造業景況指数、2日が米雇用統計と相場変動のきっかけになりそうなイベントが続きますのでご注意を。
それでは良い週末を
Good Luck!
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。