2020年、日本の中位年齢は48.9歳
2016年08月15日
皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
突然ですが、『日本は高齢化社会なんです。』
って誰でも知っていますよね。
総務省統計局発表の「世界の統計2016」をみるとどれだけ高齢化社会なのかがよく解ります。
データは今から4年先の2020年時点における世界各国の中位年齢です。
※中位年齢とは0歳時から順にならべてちょうど中心となる人の年齢です。平均とは微妙に違いますが、答えはほぼ平均と同じなので平均と思っていただいても構いません。
ずばり、日本の中位年齢は48.9歳です。
中位年齢が48.9歳ということは国民の半数近くが50代以上ということになります。
日本以外の国々の中位年齢は次のようになっています。
表.中位年齢(2020年時点)
国名 | 中位年齢 |
日本 | 48.9 |
イタリア | 47.8 |
ドイツ | 47.4 |
韓国 | 43.1 |
フランス | 41.9 |
カナダ | 41.4 |
タイ | 40.5 |
イギリス | 40.4 |
ロシア | 39.5 |
中国 | 38.7 |
USA | 38.6 |
ブラジル | 33.4 |
ベトナム | 32.6 |
イラン | 32.4 |
アルゼンチン | 31.9 |
トルコ | 31.6 |
インドネシア | 29.4 |
ミャンマー | 29.3 |
メキシコ | 29.2 |
アルジェリア | 29.1 |
インド | 28.1 |
バングラディッシュ | 27.5 |
南アフリカ | 26.9 |
フィリピン | 25.4 |
エジプト | 25.3 |
パキスタン | 23.5 |
スーダン | 20.3 |
エチオピア | 19.9 |
ケニア | 19.5 |
ナイジェリア | 18.2 |
タンザニア | 17.6 |
コンゴ | 17.3 |
ウガンダ | 16.5 |
先進国 | 40.2 |
発展途上国 | 29.1 |
全世界 | 30.9 |
出典:世界の統計2016(総務省統計局)
グラフ.中位年齢(2020年時点)
日本以外ではイタリアが47.8歳とドイツが47.4歳と年齢が高いようです。
日本、イタリア、ドイツと言えば、日独伊三国同盟を思い出します。本日8月15日は終戦記念日ですが、第2次世界大戦の敗戦国であるこの3カ国の年齢が高いというのは何か関係性があるのでしょうか。
以下、韓国、カナダと続きますが、一覧で見ると国によってその中位年齢が全く違いますがざっくりと5つのグループに分けることができます。
1.40代後半のグループ 日本、イタリア、ドイツ
2.40前後のグループ 韓国、フランス、イギリス、中国、USAなど
3.30代前半のグループ ブラジル、ベトナム、イラン、アルゼンチン、トルコ
4.20代のグループ インドネシア、メキシコ、インド、南アフリカ、フィリピンなど
5.10代のグループ エチオピア、ケニア、ウガンダなど
我々は中心が40台後半の国で生活していますが、世界を見ると日本と同じ第1グループにあるのはイタリアとドイツだけです。
精神年齢、肉体年齢、様々な年齢がありますが、我々がいる環境は世界の中で突出して高齢な社会の中で生活していると言えます。
ざっくりと言ってしまえば、先進国はインフラなどの生活環境、医療が発達していますので長生きします。
逆に発展途上国は、その面で生活環境が整っていない面があり、中位年齢にも数字として表れています。
特にアフリカ国々は中位年齢が10代となっており、ウガンダにいたっては中位年齢が16.5歳なので国民の半数以上が16歳未満となっています。
こうやって見ると我々は世界の中で群を抜いた高齢化社会で生活していますが、この環境は世界からみると特殊な環境であると言えます。
世界を見渡せば若い人間がたくさんいます。
世界一の経済大国であるアメリカや第2の中国は中位年齢が38歳と日本よりも10歳も若い国です。また、発展途上国には体力が有り余ったたくさんの若者がいますので、労働力という面で日本とは環境が大きく異なると言えます。
年齢を重ねるごとに体力は衰えていきますが、その分蓄積されるのが経験です。日本人は他の国の人々よりも多くの時間を生きている分、豊富な経験があります。
我々も豊富な経験を活かし、国際社会で戦って行かねばと感じた終戦記念日でした。
それでは、お盆休みの方も、仕事の方も今日が充実した一日になりますように。
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