2018年6月FOMC、利上げ決定
2018年06月14日
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
日本時間14日午前3時に発表されたFOMCの内容は、事前予想どおり25ベーシスポイント引き上げられ、1.75-2.00%に決定しました。
今年はあと2回利上げがあるとの予測が本命となっています。
今後のスケジュールを確認しておくと、FOMC開催予定は次のとおりです。
・7月31-8月1日
・9月25-9月26日
・11月7日-11月8日
・12月18日-12月19日
これまでの傾向では四半期の締め月に利上げされることが多いので、あと2回実施されるのであれば、9月と12月が濃厚になりそうです。
このあと25ベーシスポイントずつ引き上げられるとすれば合計50ポイント引きあげられるので2.25-2.50%が年末の政策金利です。
利上げ発表の瞬間、米国10年債の利回りが3%を上回る水準まで上昇しましたが、落ち着きを取り戻したのか2.977%水準まで戻ってきました。
10年債利回りと政策金利を一つのグラフにまとめたものが次のものです。
現在の米国債利回りが2.977%、政策金利が最大2%なのでその差分は0.977%となっています。
利回りと政策金利の差分が1%を下回っている局面はそれほどないので、今後10年債利回りが上昇してくる可能性は高そうです。
政策金利発表前後における為替レートの変動はご覧のとおりです。
米ドル円(くりっく365)-5分足
※チャートはくりっく365取引画面から
利上げが発表されたと同時に円安ドル高な展開となり、110.36円水準から110.70円水準まで急進しました。3時30分台には110.835円まで上昇するものの、そのあとはズルズルと値を崩し、110.07円まで円高が進む展開となっています。
FXで人気が高い主要国の政策金利はご覧のとおりです。
日本 0.00-0.10
アメリカ 1.75-2.00
欧州 0.00
英国 0.50
カナダ 1.25
豪州 1.50
NZ 1.75
トルコ 17.75
メキシコ 7.50
南ア 6.50
先進国の中でアメリカの金利が突出して高くなっています。トルコ、メキシコ、南アといった高金利な新興国との金利差は狭くなってきていますがこの影響は為替レートの変動にどのような影響を与えるのか。とても気になります。
新興国通貨は、世界的に見ると取引量が少ないため、急激な価格変動を及ぼす可能性があります。
これまで以上に急激な価格変動に耐えられるよう、資金管理が重要になってきそうです。
なお、今晩20時45分にはECB政策金利の発表、明日のお昼ごろには日銀の政策金利発表を控えています。どちらも現状維持となりそうですがどうなるでしょうね。
本日は、政策金利発表についてのお話でした。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。