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2018年実質GDP成長率ベスト7

2018年02月28日

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皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

昨日のブログで2018年のGDP成長率がもっとも高い国は、7.4%のインドとお伝えしましたが、インドはIMFが言う主要国に限った話でもう少し範囲を広げてみるとインドよりもGDP成長率が高い国がありましたのでご紹介します。

世界各国の実質GDP 成長率

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※出典:IMF-WEO

2018年、実質GDPの高成長が見込める国、ベスト7は次のとおりです。

 

第7位 インド 7.4%

中国に次いで世界第2の人口をほこる国インドの成長率は世界第7位でした。冒頭でお伝えしたとおり主要国の中ではナンバー1の成長率を誇ります。7年も前の話ですが、2011年におこなった国勢調査時の人口は12億1057万人もいます。2016年の世界銀行資料によればひとりあたりのGDPでは1709ドルですので、日本円(1ドル=110円計算)で換算すると187,990円です。他の主要国と比較するとひとりあたりのGDP金額は低いので今後更なる伸びシロがあるように思いました。

 

第6位 ミャンマー連邦共和国 7.6%

6位はミャンマーです。インドシナ半島の西部に位置する共和国で、以前のビルマ連邦です。位置的には中国、インド、タイ、ラオス、バングラディッシュと国境を接していますので、中国、タイ、シンガポールなどとの貿易が盛んなようです。
主要産業は農業ですが、主要な貿易品目をみると天然ガスがノミネートされています。
エネルギー価格が上昇するとミャンマー経済にも恩恵がありそうです。

 

同率第4位 エジプト・アラブ共和国 8.5%

イエメンと同率で第4位にランキングしたのがエジプトです。世界史の授業で何回もでてくるあのピラミッドがある国です。外務省の海外安全ホームページをみると「危険レベル1:十分注意してください」から「危険レベル3:渡航はやめてください(渡航中止勧告)」のエリアが多くあります。特にリビアとの国境あたりはレベル3の渡航中止勧告がでています。肝心の産業ですが、輸出の多い順で原油が9.3%、石油製品が7.6%、衣類が5.8%となっておりやはりエジプトに関してもエネルギー価格への依存が高いようです。

 

同率第4位 イエメン共和国 8.5%

イエメン?って言われて正確な位置を知っている日本人はどのくらいいるのでしょうね。私は解りませんでした。
イエメンは中東のアラビア半島の南端部に位置する国です。ちょうどサウジアラビアの真南に位置しています。イエメンの渡航レベルは全土に渡って「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」です。全土でイエメン政府と反政府勢力との戦闘、テロ、誘拐事件が発生しており、外務省からは直ちに退避してくださいとの勧告はでています。2018年の成長率は4位ですが、これはマイナス28.1%だった2015年、マイナス9.8%だった2016年、そしてマイナス2.0%だった2017年のリバウンドのようです。

 

第3位 ガーナ共和国 8.9%

ガーナは、西アフリカに位置する共和国で、イギリス連邦の加盟国です。ガーナと言って誰しもが思い出すのが、ロッテの商品ガーナチョコレートではないでしょうか。
ガーナはチョコレートの素となるカカオ豆の生産国です。主要な輸出品は金(ゴールド)、石油、カカオ豆・製品となっており、カカオ豆産業の規模の大きさが伺いしれます。
カカオ豆はゴールドや石油と同じ国際商品です。世界のコモディティ市況の変動にガーナ経済は大きく左右されそうです。

 

第2位 ブータン 11.2%

世界一幸福な国で有名になったブータン。場所は、中国とインドの国境に挟まれた位置です。ブータン政府環境局のホームページを覗くとブータンの哲学が伺い知れます。ブータンの考えでは物質的な発展は幸福と結びついているわけではない主張し、GDPではなく、GNH(Gross National Happiness/国民総幸福量)で測るとしています。GNHの柱は、1.公正で公平な社会経済の発展、2.文化的、精神的な遺産の保護、促進、3.環境保護、4.しっかりとした統治となっています。
そんなブータンが2018年のGDP成長率2位になる予測だなんてなんだか不思議ですね。
 

第1位 リビア 31.2%

2018年、もっともGDP成長率が高そうな国はリビアです。2010年から2012年にかけてアラブ世界でおきた大規模な反政府デモ(通称:アラブの春)以降不安定な情勢が続いています。外務省の危険情報では全土がレベル4の「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」な状況となっています。武力衝突・テロ・凶悪犯罪が多発しており極めて危険な状態です。
そんなリビアが31.2%もの発展を遂げそうなのには訳がありそうです。まず過去の成長率ですが、リビアでアラブの春が起きた2011年の成長率がマイナス66.7%、以降2012年がプラス124.7%、2013年がマイナス36.8%、2014年がマイナス53.0%、2015年がマイナス10.3%、2016年がマイナス3%、2017年がプラス55.1%でした。
リビアの輸出品のほとんどが石油です。リビアはアフリカ第1位の原油埋蔵量をほこりますが、2011年以降は内戦の影響で日量160万バレルあった原油生産が停止し、その後も回復したり停止したり、石油貯蓄タンクが攻撃されたりを繰り返しています。成長率の大幅な変動はそのような要因がもたらすもののようです。

 
 

まとめ

今回は2018年の実質GDPの高成長が見込める国ベスト7をおおくりしましたが、個人投資家が投資できそうな国はインド、ミャンマー、ガーナあたりでしょうか。
リスクとリターンは表裏一体です。中長期で運用するのであれば開発途上国に投資するという選択肢もありなのかもしれませんね。

本日はこの辺で。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献
*外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html
*IMFホームページ http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2017/02/weodata/index.aspx

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