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米国10年債利回りと米国政策金利(2023年9月)

2023年09月21日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

FRB政策金利が日本時間午前3時に発表されました。発表された政策金利は、5.25-5.50%と事前予想どおりの結果でしたが、FOMC参加者の考える年内の目標政策金利が今よりも0.25ポイント高い5.50-5.75%が多数派だったため、追加入り上げへの警戒感が高まる結果になってしまいました。

発表されたFOMC参加者が評価する目標レンジの平均値

目標レンジの平均値
2023 5.5
2024 5.0
2025 4.0
2026 3.3
長期 2.8

出典:www.federalreserve.gov

年内にもう1回の利上げが実施される可能性が高いものの、2024年以降は徐々に利下げしていくだろうと考えられています。

なお、米国10年債利回りとの関係性はご覧のとおりです。

米国10年債利回りと政策金利

2022年11月以降、政策金利よりも10年債利回りの方が低い状態が続いていますが、10年債利回りが徐々に上昇してきており、両者のギャップが少しずつ狭くなってきています。

マーケットの反応を見る限り、ある程度高めの水準で米国の政策金利は高止まりすると判断されているようです。

明日は、日銀の金融政策決定会合が実施されます。どのような結果になるのでしょうね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
連邦準備制度理事会HP

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