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10月末に買って、翌年3月に決済する

2018年11月01日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

一日遅れですが、トリックオアトリート!

昨日のハロウィンは盛り上がりましたか?

昨日の日経新聞お読みになりましたか?
市場点描に掲載された記事、「株はハロウィーンに買え?」とても興味をそそる記事でした。

記事の内容を抜粋すると、株はハロウィンがある10月末から翌春にかけて上昇しやすい傾向にあるそうです。
当社でもくりっく株365を取り扱っていますが、10月末に株を買って翌春まで保有していた際、どのような結果になったのか。検証してみたいと思います。

シンプルに日経225を10月末日の終値で買って、翌年の3月終値で決済したものとして考えてみます。

値動きについて

2000年以降における日経225の値動きはご覧のとおりです。

アベノミクスのおかげか、2012年以降は上昇傾向にありますが、それまでは、上昇下落を繰り返し、レンジ相場で展開されていました。

「10月末に買って、翌年3月に決済する」この運用をおこなうとどうなるのか。1999年以降の結果はご覧のとおりです。

10月末に買って、翌年3月に決済する

日付 10月末 翌年3月末 損益
1999/10/29 17942 20337 2395
2000/10/31 14540 13000 -1540
2001/10/31 10366 11025 659
2002/10/31 8640 7973 -667
2003/10/31 10559 11715 1156
2004/10/29 10771 11668 897
2005/10/31 13606 17059 3453
2006/10/31 16399 17287 888
2007/10/31 16737 12525 -4212
2008/10/31 8576.9 8109.5 -467
2009/10/30 10034 11089 1055
2010/10/29 9202.4 9755.1 553
2011/10/31 8988.3 10083 1095
2012/10/31 8928.2 12397 3469
2013/10/31 14327 14827 500
2014/10/31 16413 19207 2794
2015/10/30 19083 16758 -2325
2016/10/31 17425 18909 1484
2017/10/31 22011 21454 -557
2018/10/31 21920 ? ?

 

 

1999年10月29日以降上記のルールに従って売買をおこなった際の結果は19戦して13勝6敗でした。勝率は68.42%なのでとても高いようです。

損益幅の平均は559円のプラスです。

このルールに従って、「くりっく株365」または「日経225ミニ」を毎年10枚売買していたものと仮定した際の運用結果はご覧のようになります。

利幅(559円)× 100倍 = 55,900円
55,900円 × 10枚 = 559,000円
559,000円 × 19年 = 10,621,000円
※利幅は日経平均株価指数を採用

毎回このルールに乗っ取って10枚の買いポジションを作っていたと仮定すると、19年間で1000万円以上の利益になっていました。

今後もこのルールが続くものなのかどうかは解りませんが、仮に今後も続くものだとすればシンプルな運用プランなので試してみる価値はありそうです。

ちなみに!

もうハロウィンは終わってしまって乗り遅れたとお考えの方もいらっしゃると思いますが、今年のハロウィン当日の終値は21,920円でした。
21920円よりも安い価格で買うことができるのであれば、条件どおりの運用ができそうです。

昨日の終値21,920よりも安い値段が出てきたときはこの運用プランの話を思い出してみてください。

今日はハロウィン効果についてのお話しでした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・日本経済新聞 2018年10月31日朝刊12版19面

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