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1月の機械受注統計は5.4%減

2019年03月13日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今朝(3月13日)8時50分に発表された機械受注統計は事前予測を大きく下回りました。

課目別に見た増減は次のようになっています。

機械受注

受注総額 -7.9
民需 0
民需(船舶・電力を除く) -5.4
製造業 -1.9
非製造業((船舶・電力を除く) -8
官公需 2.7
外需 -18.1
代理店 -1.3

※出典:内閣府経済社会総合研究所
この中でメインは民需(船舶・電力を除く)です。事前予想では1.5%減でしたが、結果は5.4%減となってしまいした。ちなみに、この統計で船舶と電力が除かれているのは、船舶や電力からの受注は景気動向との連動性が低く、不規則且つ多額であり、完成まで長時間かかるため省かれています。

今回大きく減少した課目が外需です。
先月比で18.1%も減少してしまいました。外需はその前の月も18.1%減少していましたので2カ月間で33%も減少してしまいました。

日本の輸出相手国ベスト2は中国とアメリカです。2017年時点での中国への輸出総額は年間で15兆1873億円、アメリカへの輸出総額は15兆1519億円でこの2国だけで総輸出の38.4%のシェアとなっています。

米中貿易戦争は日本のお得意様2国が争っていますので、この2国の景気減速は日本経済に直接影響を及ぼしてしまいます。機械受注は景気動向指数の先行指数なので来月以降どうなるのか注意した方が良さそうです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・平成31年1月実績:機械受注統計調査報告-内閣府
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1901juchu.html
・財務省貿易統計
http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm

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