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首都圏の花粉はどこからやってくるのか。

2019年03月05日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

花粉症の人にとって嫌な季節がやってきました。
天気予報をみると今日は花粉が多く飛散するとのことなので、外にでる際は完全防備で出かけた方が良さそうです。
私も花粉症持ちなのですが、今年は耳鼻科にいって薬を処方してもらったので例年よりも少し楽な気がいします。医学の力ってすごいですね。

平日仕事をしていてオフィスにいても花粉って感じますよね。いったいどこからやってくるのでしょうね。今日は日本のスギの木について見ていきたいと思います。

ご覧の地図は関東近郊を衛星写真で見たものです。

灰色の部分がビルや家屋などの人口建造物で緑色にみえるのが森林などです。
ご存知のように関東平野はほとんど人口建造物だらけで樹木などほとんど見受けられません。

林野庁によると日本の国土の約7割は森林が占めており、その約4割が人工林となっています。スギやヒノキは成長が早く、材質に優れ加工がしやすいため奈良時代頃から広く使われてきたそうです。

この人工スギがどこに植えられているのかをグラフ化したものが次のものです。

人工スギの面積

※出典:林野庁

現在人工スギが多く植えられているのが東北地方と一部の県を除いた九州四国地方です。関東地方に植えられている人工スギの面積は他の地方と比較すると少数派に分類されます。

関東の西に位置する山梨県も人工スギの面積は他県よりも狭めですが、静岡県は少し多い多い印象でしょうか。

スギ花粉の大きさはおよそ0.03mmから0.04mm程度で、世間で言われているPM2.5の大きさは0.0025mmなのでPM2.5対応のマスクであればスギ花粉を防ぐことができます。
スギ花粉のすごいところはその飛距離です。風に乗って数十キロ先まで飛散することができます。風に乗って飛散してくるということはスギの木から見て風下にいると花粉を直撃し、逆に風上に位置していると花粉の被害を受けなくなります。

首都圏に近い、スギ花粉発生エリアは、埼玉の秩父地方、東京の奥多摩地方、神奈川の西部、そして千葉の房総半島南部などです。

仮に首都圏で飛散している花粉のほとんどが埼玉、東京、神奈川、千葉から発生したものなのだとすれば、首都圏にいる私達がもっとも多くの被害を受けるのはスギの木の風下になるのは西からの強い風が吹いた時です。その時、奥多摩、秩父あたりから多くの花粉が首都圏方向に飛んできます。

北東の風であればスギの木が多くあるのは茨城県北部なので、都心までは100km以上の距離があり、首都圏にいる我々が影響を受ける花粉の量は少なくて済みそうです。日常生活で風向きを気にすることはあまりありませんが、西から強い風が吹いている時は首都圏にも多くの花粉が飛んできますのでご注意を。

今日は花粉の産地についてのお話でした。

日経平均構成銘柄採用されている花粉症関連銘柄
2264 森永乳業
2269 明治HD
4502 武田薬品
4507 塩野義製薬
4901 富士フィルム

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・林野庁-樹種別齢級別面積(平成29年3月31日現在)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/genkyou/h29/4.html

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