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首都圏と地方(東北)の人口変化について

2018年03月13日

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皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

先週2回に渡って不動産価格の変動について調べました。

その結果、日本中でマンション価格が上昇し、戸建住宅と土地価格は上昇しない不思議な現象が起きていることを確認しました。

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■不動産価格の変動について
https://www.fujitomi.co.jp/?p=22958

また、マンション価格の変動率は、首都圏、中京、近畿よりも北海道、東北、九州・沖縄のほうがより上昇していることも確認できました。

■不動産価格の変動。北海道、東北、九州・沖縄が日本を牽引
https://www.fujitomi.co.jp/?p=23099

では、人口はどうなのでしょうか。

どんなに立派な不動産を作っても購入して住む人がいなければ売れません。今日は、人口についてみてみたいと思います。

まず、日本の人口です。


※Google Public Dataより

データは今から100年近く前の1920年からの人口の移り変わりを示しています。

皆さんよくご存知のように日本の人口は2008年の1億2808万人をピークに減少してきています。上のグラフでも人口が減ってきていることが見てとれます。

では、都道府県別に見るとどうでしょうか。


※Google Public Dataより

先ほども申しあげましたが、日本の人口のピークは2008年の1億2808万人です。ピークとなった2008年以降も人口が増え続けている都道府県と減少している都道府県の2極化が進んでいるようです。

人口増加の代表格がぶっちぎりの人口を誇る東京都です。2008年以降もそれまでと変わらぬ成長速度で人口増加が続いています。東京を取り囲む3県。神奈川、埼玉、千葉も上昇をキープ。名古屋がある愛知も上昇しています。

逆に大きく減少してしまっているエリアが関西エリアです。大阪、兵庫、京都の3県は人口が減少してしまっていますので首都圏への一極集中が進んでいるようです。

関西エリアの人口が減少しているとなると、元々人口が少ない他の都道府県はどうなってしまっているのか。
気になるので調べてみました。

東北6県の人口の変化は次のとおりです。


※Google Public Dataより

東北エリアの人口減少は昨日今日始まった訳では無いようです。仙台がある宮城県を除き人口は減る一方です。特に山形、秋田は1950年台が人口のピークで50年以上に渡って人口減少が続いています。ついには、2015年の人口が大東亜戦争開戦前の1940年を下回ってしまいました。

人口のグラフから解ることは、地方の人口減少がものすごいスピードで進んでいるということと減少が始まったのは昨日今日ではないということです。

終戦以降、日本は何度も好景気な時期がありましたが、その恩恵があったのは、大都市だけであり、地方にいたってはその恩恵をほとんど受けていないことをグラフが示しています。

2020年には東京オリンピックを控えており、色々なビジネスチャンスがありそうですが、場所によってその恩恵が大きく変わってきそうですね。

今後の資産運用の参考にしていただければ幸いです。

本日はこの辺で。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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