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関東の水不足

2016年06月22日

皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。

連日報道されていますが、関東の水不足が心配されています。

国土交通省関東地方整備局のホームページでは首都圏の水源状況について、データで公開していますので、少し相場とは離れますが、水量データについて分析してみたいと思います。

今、問題とされているのが「利根川水系」とよばれる群馬県を中心としたダムの貯水量です。

実際のダムの貯水量はどの程度なのでしょうか。表にすると次のようになります。

ダムの貯水状況

ダム 名 有効容量 貯 水 量 貯 水 率
(万m3 (万m3    (%)
矢木沢ダム   11,550    1,398 12
奈良俣ダム 8,500 3,983 47
藤原ダム 3,101 2,192 71
相俣ダム 2,000 735 37
薗原ダム 1,322 353 27
下久保ダム 12,000 5,223 44
草木ダム 5,050 2,519 50
渡良瀬貯水池 2,640 1,345 51
8ダム合計   46,163 17,748 38

※国土交通省関東地方整備局-首都圏の水源状況についてより

 

8つのダムの合計貯水量は17748万平方メートルで貯水率は38パーセントです。この数値だけではイメージが湧きにくいのでグラフをみてみましょう。

 

ダムの貯水状況(グラフ)

000012472

※国土交通省関東地方整備局-首都圏の水源状況についてより

赤い線が今年(平成28年)のデータです。5月の中旬くらいまでは過去の平均値を上回る値を付けていましたが5月の中旬以降の雨量が少なかったのでしょうか一気に貯水量は減りデータ上、これまでで一番少ない貯水量になっています。

過去一番貯水量が少なくなった平成6年ではその量は10000万平方メートルを下回り、約7000万平方メートル水準まで減少しています。

仮に同じ速度で減少していったとすれば7月後半には7000万平方メートルまで減少し、8月前半には“0”になってしまう計算になります。

利根川栗橋地点上流域の降水量

年・月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
平成6年 27 50 52 23 139 107 104 153 346 87 26 29 1,143
平成8年 26 35 68 47 98 117 155 78 217 80 55 23 999
平成19年 34 21 38 67 126 159 262 116 380 137 27 53 1,420
平成25年 43 38 20 134 46 168 152 153 244 224 24 48 1,294
平成27年 57 36 63 86 45 221 248 207 300 29 127 33 1,452
平均値 43 48 67 90 118 178 200 205 212 125 60 39 1,385
(S23-H27)
平成28年 69 36 57 104 56 87 409
平均値に対する割合(%) 161 74 85 115 48 49 30

※国土交通省関東地方整備局-首都圏の水源状況についてより

降水量を見ても6月まで少ないことが解ります。
こうしてみると結構シビアな水準まで水不足が進んでいることが解ります。

このあと7月にかけて雨が降るかどうかが重要となりますが、仮に雨が降らなかった際に必要になるものは何なのか。その際売れる商品は何なのか。そこに投資のチャンスはあるのか。考えておくことでビジネスチャンスが生まれそうです。

全国の雨男のみなさん!!!
群馬に集合です。

さあ、週の折り返し水曜日です。
今日も素敵な一日となりますように。

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

 

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