フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

コラム

マーケット情報

金利について考える

2018年03月20日

title0320
皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今週おこなわれるFOMCでは0.25%の利上げがほぼ確実視されていますが、そもそも金利ってなんなのでしょうか。

「今回の利上げはほぼ確実!」とか

「年内に3回利上げ実施されることが濃厚」

なんて話色々なメディアでも取り上げられていますので今日は、金利、利子について考えてみたいと思います。

そもそそ金利ってなんなのでしょうか。

私達が銀行に預けていると増えるもの?
銀行か住宅ローンなどお金を借りると返さなきゃいけないもの?

ほとんどの方の認識はそんな感じじゃないでしょうか。

端的に言うとお金を借りた人が貸した人に支払うものそれが金利です。

たとえば、100万円を1年間借りて、1年後に105万円にして返すという賃借契約の場合、
1年間の利子率は(105万円÷100万円)-1=の5%がその利子率になります。

money

お金を借りる人がある投資計画を実現するために資金を借りて実行する場合、その投資によって得られるトータルの収益が借りた資金に対して支払う利息よりも大きいのであればその投資はお金を借りてでも実行する価値がありますが、その計画で得られるトータルの収益が支払う利息よりも少ないのであれば得られる結果はマイナスになってしまいますのでその投資をおこなう意味がなくなってしまいます。
これを投資の限界効率といいます。

銀行から1円もお金を借りずに経営している企業を無借金企業なんていいますが、多くの企業は銀行から資金を借りながら経営されています。

一般的に、米国企業は日本企業と比べ自己資本比率が低い企業が多いと言われています。

IMF発表の2017年のデータは
実質GDP成長率  ・・・ 2.2%
インフレ率   ・・・ 2.1%

2018年予測は
実質GDP成長率  ・・・ 2.3%
インフレ率   ・・・ 2.1%

現在の政策金利は1.25-1.50%ですが、今週もFOMCで0.25%上昇したとすれば1.50-1.75%になります。

GDP成長率とインフレ率を考慮すればもう少し上昇余地は残されていそうですが、米国企業は自己資本比率が低いのであれば、利上げによるマイナスの影響はその分高くなりますので急激な企業収益の変化にも注意したほうがよさそうです。

今週は利上げの話題が多そうですが、利上げによってどんなことがあるのかを想像しながらニュースを読むとまた違ったものが見えてくるのかも知れません。

注目のFOMC政策金利発表は、日本時間22日午前3時を予定しております。

今後の投資判断の役にたったら幸いです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

新規口座開設キャンペーン開催中

コンサルタント取引限定キャンペーン1

コンサルタント取引限定キャンペーン2

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー