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金利について考えてみよう

2016年05月12日

皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。

ここ最近、高金利通貨の取引についての質問を多くいただきますので金利について私なりに考えてみたいと思います。

そもそも金利とはなんなのでしょうか。教科書には次のような説明があります。

金利とは、最も一般的な賃借取引における資金の価値であり、現時点での貸出金額と将来時点での返済金額を指します。この金利は貸し手にとっての報酬となります。例えば、年利5%の時、100万円を1年間貸して、1年後105万円の返済を受けるという賃借取引を行なった際、金利は5%となり、貸し手にとってこの5万円は報酬となります。借りてから見ると100万円を借りて1年後には105万円返す必要がありますので、その100万円を元手にビジネスを行なうのであれば、そこから生まれる収益が105万円以上あれば借り手の手元に資金が残りますのでこの残金が借り手の収益となります。この手元に残る収益の増加分を「投資の限界効率」または「限界生産力」といいます。
※参考文献:基礎コース金融論(新世社)

このことを踏まえると100万円借りてきて1年後に103万円になるビジネスを思いつき、実施したとしても、その借りてきた100万円に発生する利子が5%だったとすると借り手の手元に残るのはマイナス2万円となり、これではビジネスが成り立たなくなります。しかし、金利が1%だったとすると返済する金額は101万円なので借り手の手元に2万円が残りビジネスが成り立ちます。商売を行なうのであれば、金利は安い方が有利なのが解ります。

FXの世界では高金利通貨は人気ですが、当然、それらの国々の政策金利は高いものです。

主要国の政策金利
日本 0.1%
米国 0.5%
欧州 0.0%
英国 0.5%
カナダ 0.5%
欧州 1.75%
NZ 2.25%
スイス -1.25%
香港 0.75%
南ア 7.0%
トルコ 7.5%
ノルウェー 0.5%
スウエーデン -0.5%

これらの政策金利をベースに銀行が貸付金利を決定し、企業や個人に資金の貸し出しを行なっています。ほとんどの経済大国は“0”(ゼロ)に近い政策金利となっており、どの国も「投資の限界効率」を高めることに力を注いでいます。
逆に南アやトルコといった国々の政策金利はそれぞれ7.0%、7.5%と高くなっています。

ちょっと固苦しくなってしまいましたが、色々と考えることもFX投資を行なう上での楽しみのひとつです。

そんなこんなで今日も素敵な一日になりますように。

このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

 

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