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野菜価格と消費者物価指数

2018年03月29日


皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

3月も終盤に差し掛かりずいぶんと暖かくなってきました。

会社近くの茶ノ木神社の桜も満開できれいに花を咲かせていました。

春になりましたので、野菜も春キャベツなどが店頭に並ぶようになり、野菜価格もずいぶんと落ち着いてきたようです。

昨日農林水産省から発表された野菜価格は次のとおりです。

食品価格動向調査(野菜)による全国平均小売価格-2018年3月19日
キャベツ 252円
レタス  420円
トマト  672円
白菜   308円
大根   240円
出典:農林水産省

グラフで見てもずいぶんと価格が落ちてきました。

特にものすごい勢いで価格が下がってきたのがレタス価格です。
2ヶ月、1キロあたり1382円まで上昇した価格が420円まで下がってきました。

それ以外の野菜も軒並み下落し、平年並みの価格帯まで戻ってきたようです。

4月の野菜価格は、ほとんどの野菜が平年並みで推移するとのことです。特にレタスについては産地である茨城、兵庫での出荷数量が多い状態が続くと見られるため4月前半は安値水準がつづく見込みとなっています。

やっと価格を気にせずにモリモリと野菜が食べられる季節がやってきました。

ちなみに・・・

3月23日に発表された2月の消費者物価指数は次のとおりでした。

総合 1.5
生鮮食品を除く総合 1.0
生鮮食品及びエネルギーを除く総合 0.5

 

総合が1.5、生鮮食品を除くと1.0、さらにエネルギーを除くと0.5です。生鮮食品を除いたものが総合よりも低いということは、生鮮食品の価格が消費者物価指数に与える影響が大きいことを物語っています。

費目別にみるとぶっちぎりで生鮮食品の価格が高くなっています。

生鮮食品 118.8
生鮮食品を除く食料 102.8
住居 99.6
光熱水道 97.0
家具・家事用品 98.5
被服および履物 99.8
保険医療 102.6
交通・通信 99.4
教育 102.3
教養娯楽 101.5
諸雑費 101.1

※2015年基準 消費者物価指数-総務省

2015年を100としたデータですが、生鮮食品は118.8ととても高くなっています。前年同月費でも12.5%上昇しています。

普段スーパーで買い物しないお父さんは、野菜価格に興味がないかもしれませんが、野菜価格が物価に与える影響はとても大きいことがわかります。

今回は、野菜価格がインフレ率に大きな影響を与えているお話でした。

今後の資産運用の参考にしていただけたら幸いです。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献
野菜の生育状況及び価格見通し(平成30年4月)について
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/engei/180328.html

消費者物価指数-総務省統計局
http://www.stat.go.jp/data/cpi/

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