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都道府県別にみた外国人宿泊者数

2018年10月03日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

10月になって今日で3日目ですが、お隣中国は国慶節です。
国慶節は、毎年10月1日に祝われる中国の建国記念日で、多くの方が10月7日(日)までお休みします。
この間、株式市場もお休みで上海市場は10月1日月曜日から5日金曜日まで休場になっています。

今年は過去最多の700万人の方が海外で過ごすそうです。なかでも一番人気の旅行先は日本だそうです。日中関係が良好なことが人気を呼ぶ理由となっているのでしょうね。

今週、多くの中国人が日本各地にやってきています。

そういえば、昨日今日と私の通勤経路である大手町駅や職場がある日本橋界隈で外国人観光客と思われる方を見かけることが多かったように思います。

多くの外国人の方に人気の観光地はどこなのか?

今日は、観光庁が発表している「宿泊旅行統計調査」から分析してみたいと思います。

当然のことですが、日本に来る観光客は、日帰りでは来ませんので必ずどこかに宿泊します。

平成30年7月のデータによると述べ859万人泊でした。

宿泊者数

外国人宿泊者数が多かった都道府県ベスト5はご覧のとおりです。
1.東京  210万人泊
2.大阪  146万人泊
3.北海道  87万人泊
4.京都   62万人泊
5.沖縄   52万人泊
※出典:観光庁

ハブ空港がある東京、大阪に宿泊される方が多く、この2都府で日本全体の41%のシェアをほこります。それ以外では北海道。京都、沖縄といった日本人にも人気の観光地への宿泊者数が多いようです。

 

逆に外国人宿泊者数が少なかった都道府県5か所はご覧のとおりです。
43.山口 8670人泊
44.徳島 8510人泊
45.福井 7410人泊
46.高知 4270人泊
47.島根 4250人泊
※出典:観光庁

特に、46位の高知、47位の島根は44位徳島の半分程度なので、その2県は極端に少なかったようです。高知は、坂本龍馬とか四万十川があり、島根には出雲大社があるのにうまくPRできていないのでしょうか?

同じ日本でも上位と下位とでは、大きな開きがあります。

外国人宿泊者の割合

「宿泊した外国人の人泊数」を「延べ宿泊者数」で割ると外国人の割合がでてきます。

例えば、7月中日本全国の宿泊者数は4453万人泊で、そのうち外国人の人数は858万人泊でした。割り算すると19%が外国人です。

日本の宿泊施設を利用する人の19%は外国人ですので、外国語でのコミュニケーションはマストな状況です。

全国平均19%を上回る都道府県は、ご覧のとおりです。
1.大阪  46%
2.東京  39%
3.京都  39%
4.沖縄  25%
5.北海道 24%
6.山梨  24%
7.奈良  23%
8.福岡  22%
※観光庁データを元にフジトミが算出

一位の大阪に至っては、宿泊者の46%が外国人です。約半数が外国人ですので、大阪に泊まったら隣の部屋は外国人だと思っても良さそうです。

 

逆に外国人の割合が低い都道府県はご覧のとおりです。
43.島根 2%
44.福井 2%
45.山形 2%
46.高知 2%
47.福島 1%
※観光庁データを元にフジトミが算出

最も外国人の割合が少ない都道府県は福島県でした。やっぱりイメージが悪いのでしょうね。

 

47都道府県をグラフにしたものがご覧のものです。

外国人宿泊者数の割合

※観光庁データを元にフジトミが算出

場所によって外国人宿泊者の割合は全然違うようです。
全体的には東北地方の割合が低く、九州の割合は高いようです。

多くの観光客が日本を訪れていますが、その誘致に成功している地域とそうではない
地域があり、その差は歴然です。

インバウンドを見込んで投資する際は、全国のどこに投資すべきなのか。その際の参考にしていただければ幸いです。

今日は、外国人観光客の宿泊地に関する情報をお届けしました。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・観光庁
http://www.mlit.go.jp/common/001255554.pdf
・中国、人気旅行先1位は日本 国慶節の大型連休スタートー産經ニュース
https://www.sankei.com/world/news/181001/wor1810010024-n1.html

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