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選挙後のムード

2018年11月08日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

日本時間7日、中間選挙の開票が始まり、上院は共和党、下院は民主党がそれぞれ過半数獲得に成功しました。上院と下院でねじれ議会になり、今後トランプ政権が掲げる政策運営にブレーキが掛かる状況になりました。

これまで、「アメリカ第一主義」でおこなわれていた通商政策も今後は議論を重ねたうえで実施されるようになります。

今後の政策に変化が生じてくるのか。今後が楽しみですね。

さて、中間選挙が終了し、この後控えているのが連邦公開市場委員会(FOMC)によるFRB政策金利の発表です。

発表は、日本時間9日午前4時の予定です。

事前予想では、現行の2.00-2.25%から変わりがないだろうとの見方が多いようです。

焦点は、年内の利上げが実施されるかどうかです。11月の利上げが見送られるとなると年内の開催は12月18日から19日に実施される1回のみとなっています。

これまでの米国10年債利回りと政策金利の関係はご覧のとおりです。

米国10年債利回りと政策金利

オレンジの線が政策金利、水色の線が10年債利回りです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、2015年の12月以降、3年連続して12月のFOMCで利上げされています。今年も利上げされれば4年連続しての利上げになります。

上のグラフでは政策金利と10年債利回りを同列で表示せていますが、灰色の棒グラフが10年債利回りと政策金利の差分です。

11月7日時点での10年債利回りが3.213%、政策金利の上限が2.25%でしたのでその差分は0.963%でした。グラフで見る限り、両者の開きは徐々に狭くなってきているようです。

2015年6月頃2.2%ほどあった両者の開きは、2018年9月後半0.806%まで狭まっています。

11月のFOMCで利上げされる可能性は低そうですが、今回の選挙結果が次回以降の政策金利決定に影響を及ぼすのでしょうか。

中間選挙の大勢が確定した訳ですが、大きなサプライズがなかったことで、市場の反応はが楽観視されたからでしょうか。NYダウは545.29ドル高と大幅上昇して取引を終えています。

これから年末にかけて楽観視された状況がつづくでしょうか。もし市場全体が大統領選挙の後のハネムーンのようなマインドになっているのであれば、どんな材料でもプラスに捉えられ上昇していきますので、今の温度感がどんな感じなのか見極める必要がありそうです。

年末に掛けてどうなっていくでしょうね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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