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自然災害と野菜価格

2018年10月01日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今日から10月スタートです。多くの日本企業にとって下半期のスタートとなる訳ですが、台風24号の影響で首都圏の交通網は大きく乱れてしまいました。私が利用している小田急線と千代田線は、朝から正常通りの運行で問題なく出勤することができましたが、京王線など他の路線では、朝から電車が止まっていたようで出勤できない人もいたようです。

日本列島を横断した台風24号は東北地方から東の海上に抜けていきましたが、日本の南には新たに台風25号が発生しており、24号と同じようなルートを進んできています。今後「非常に強い台風」に発達するそうなので次の週末も台風への備えが必要かもしれません。

次の週末は体育の日を絡めた3連休ですが、台風次第で予定変更もありえそうですね。

さて、今年は台風や地震、豪雨など多くの自然災害が日本列島を襲っていますが、その影響は色々なところに出ています。9月中、台風が2回も上陸し、北海道では大きな地震がありました。

9月4日近畿地方に上陸した台風21号は死者13人、負傷者912人と大きな被害を及ぼしました。農林水産省がまとめた台風21号による被害は、農作物等への被害が169.4億円、農地・農業施設関係への被害が14.2億円、林野関係への被害が29.4億円、水産関係への被害が33.9億円で、合計247億円となっています。

9月6日に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全道が停電し、酪農などへの被害がでてしまいました。

各地で天候被害が続いた9月ですが、野菜にも大きな影響を及ぼしています。

食品価格動向調査(野菜)による全国平均小売価格

※出典:農林水産省

特に影響が大きかったのがトマトです。トマト価格は、9月10日の週、1キロあたり1000円の大台を上回り1009円まで上昇しました。トマト価格が1000円を上回るのは2016年12月以来の出来事です。

農林水産省によると、トマト価格が1000円を上回るような高値になってしまったのには、産地である青森県、千葉県にて高温に伴う落花が発生し、着果数量が減少したことが影響しているようです。

今回日本列島を襲った台風24号の被害状況は現時点では解りませんが、状況によっては、昨年末のように価格高騰を招く可能性もありそうです。

まずは台風25号の進路に注意ですね。

ということで今日から10月スタートです。

今月もよろしくお願いいたします。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・農林水産省
http://www.maff.go.jp

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