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自動車メーカー別、生産台数の変化

2018年05月15日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

先週末のニュースですが、5月11日、トランプ大統領はホワイトハウスでおこなわれた大手自動車メーカー幹部との会合において、米国内で生産する自動車の台数を数百万台増やすよう要請したそうです。

現在、アメリカは乗用車を輸入する際に2.5%の関税を課していますが、これを20%に引き上げることをトランプ大統領は提案しているようです。また、国産車よりも輸入車に厳しい排ガス規制を課すとも言及されました。

すでに日本の自動車メーカーはアメリカ国内で日本車を生産していますが、更なる生産台数の増加が求められることになりそうです。

ということで、今日は自動車のお話です。
どの企業がどのぐらいの台数を生産しているのかその辺を調査してみたいと思います。

世界の自動車の生産台数については、フランス・パリに本部がある国際自動車工業連合会(Organisation Internationale des Constructeurs d’Automobiles 通称:OICA)のホームページで確認できます。

それによると、2016年、世界で作られた自動車の台数は9477万台で1億台近くの自動車が生産されました。

上位5社はご覧のとおりです。
2016年

ランキング TOTAL 94,771,814 国名
1 TOYOTA 10,213,486 日本
2 VOLKSWAGEN 10,126,281 ドイツ
3 HYUNDAI 7,889,538 韓国
4 G.M. 7,793,066 アメリカ
5 FORD 6,429,485 アメリカ

出典:OICA
 

日本のトヨタが世界1位の生産台数を誇り1021万台もの自動車を生産しました。

同じデータ月日を遡ってみてみると2010年のデータはご覧のとおりです。

 
2010年

ランキング TOTAL 77,743,862 国名
1 TOYOTA 8,557,351 日本
2 G.M. 8,476,192 アメリカ
3 VOLKSWAGEN 7,341,065 ドイツ
4 HYUNDAI 5,764,918 韓国
5 FORD 4,988,031 アメリア

出典:OICA
 

トヨタが1位なのは変わりませんが、2010年時点で世界2位の生産台数を誇っていたのはアメリカの自動車メーカーG.M.でした。

生産台数の変化を比較すると伸びた会社とそうではない会社の違いがよく現れています。まず、世界の全体での生産台数は2010年時点で7774万台なので2016年までの6年間で1703万台増加しています。

トヨタ、フォルクスワーゲン、ヒュンダイ、フォードの4社はこの6年間で100万台以上の増産に成功し、生産台数を大きく伸ばしました。

ところが、逆に生産台数が減ってしまった自動車メーカーがあります。それがG.M.です。2010年時点で847万台あった生産台数は2016年、779万台まで減少してしまいました。

2010年の表と2016年の表をひとつにまとめるとご覧のようになります。


出典:OICA 作成:フジトミ

ここ数年で大きく成長している企業とそうでない企業がありますが、急速に成長してきているのが中国の自動車メーカーです。上海汽車(SAIC)や長安汽車(CHANGAN)は2016年マツダを上回る生産台数まで成長してきています。

自動車業界においても中国は無視できない存在になってきているようです。

数年先には中国車が世界中を走るそんな時代が訪れるのかもしれませんね。

本日は自動車メーカー別、生産台数の変化についてのお話でした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
国際自動車工業連合会
http://www.oica.net/category/production-statistics/2017-statistics/

日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3044126013052018NN1000/

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